本田のクロスからのゴールシーンはまるで“デジャブ”だ。
2014年1月、ミランに入団した当時の本田は、ほぼオフェンスに特化したプレーヤーだった。しかし、徐々にオールマイティーな選手に変身を遂げていった。本田はカルチョで攻撃だけでなく、守備のイロハを学んだのだ。
もし本田がディフェンス技術を身に付けていなければ、ナポリ戦では血の雨が降ったことだろう。首位に返り咲こうと意気込むナポリの攻撃は、文字通り半端ないものだった。しかし、本田をはじめとするミランの選手たちの「絶対に負けない」という強い想いが、この引き分けをもたらした。
正直、ここ数試合に比べれば本田は、確実に苦労していた。ナポリは高い位置からのプレスと素早いパスワークに長けたハイクオリティーなチームだ。対して本田はスピードもフィジカルも傑出したものを持っていない。それでも、これまでの経験と自己犠牲の精神で、この窮地で見事に戦い抜いた。
足に当たったボールが相手に渡ってしまい、ナポリの先制ゴールに手を貸してしまったが、同点弾に繋がるクロスを供給してそれを帳消しする。本田のクロスは敵CBカリドゥ・クリバリに頭でクリアされたが、これを後方から走り込んだジャコモ・ボナベントゥーラがダイレクトで叩き込んだのだ。
本田が右サイドでボール持ち、顔を上げてから一瞬のうちに味方の位置を把握し、左足から正確無比のクロスを上げる――。いまやミランでは定番となった攻撃パターンだ。
本田はこの形で1月9日のローマ戦ではユライ・クツカ、1月31日のインテル戦ではアレックス、2月14日のジェノア戦ではカルロス・バッカ、そしてナポリ戦ではボナベントゥーラの得点を演出。まるで“デジャブ”のようなゴールシーンだ。
監督のシニシャ・ミハイロビッチが本田をスタメン出場させたのは、このナポリ戦で10試合連続(セリエA。コッパ・イタリアを含めれば12試合連続)。よほどのことが起こらない限り、本田はこのままレギュラーとして起用されるだろう。その理由は、これまでも繰り返してきた通りだ。右サイドハーフには強力なライバルが不在で、何より本田の好調が続いているからだ。
もし本田がディフェンス技術を身に付けていなければ、ナポリ戦では血の雨が降ったことだろう。首位に返り咲こうと意気込むナポリの攻撃は、文字通り半端ないものだった。しかし、本田をはじめとするミランの選手たちの「絶対に負けない」という強い想いが、この引き分けをもたらした。
正直、ここ数試合に比べれば本田は、確実に苦労していた。ナポリは高い位置からのプレスと素早いパスワークに長けたハイクオリティーなチームだ。対して本田はスピードもフィジカルも傑出したものを持っていない。それでも、これまでの経験と自己犠牲の精神で、この窮地で見事に戦い抜いた。
足に当たったボールが相手に渡ってしまい、ナポリの先制ゴールに手を貸してしまったが、同点弾に繋がるクロスを供給してそれを帳消しする。本田のクロスは敵CBカリドゥ・クリバリに頭でクリアされたが、これを後方から走り込んだジャコモ・ボナベントゥーラがダイレクトで叩き込んだのだ。
本田が右サイドでボール持ち、顔を上げてから一瞬のうちに味方の位置を把握し、左足から正確無比のクロスを上げる――。いまやミランでは定番となった攻撃パターンだ。
本田はこの形で1月9日のローマ戦ではユライ・クツカ、1月31日のインテル戦ではアレックス、2月14日のジェノア戦ではカルロス・バッカ、そしてナポリ戦ではボナベントゥーラの得点を演出。まるで“デジャブ”のようなゴールシーンだ。
監督のシニシャ・ミハイロビッチが本田をスタメン出場させたのは、このナポリ戦で10試合連続(セリエA。コッパ・イタリアを含めれば12試合連続)。よほどのことが起こらない限り、本田はこのままレギュラーとして起用されるだろう。その理由は、これまでも繰り返してきた通りだ。右サイドハーフには強力なライバルが不在で、何より本田の好調が続いているからだ。