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【バイタルエリアの仕事人】Vol.30 ディサロ燦シルヴァーノ|迷いを生じさせるポジショニングを意識。逆算がボックス内を支配するうえで大事になる

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年07月30日

「キーパーが一歩遅れるような駆け引きをする」

ヘディングなど多彩な得点パターンを持つ。(C)SOCCER DIGEST

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 利き足の左足での正確かつ強烈なシュートに加えて、右足での得点も多く、175センチとFWのなかでは長身ではないものの、ヘディングでも多くのゴールを決めてきたディサロ。豊富な得点パターンは、どのようにして培われてきたのか。

 ――◆――◆――

 小さい頃から両足で蹴れるように、決められるようにというのは、父からよく言われていたこともあり、意識してやってきていました。

(北九州で監督だった)小林伸二さんには「20ゴールを決められる選手は、左足、右足、頭、いろんなパターンで点を取れる選手だから、そこを磨け」という風に言われていました。常にいろんなパターンで得点できる選手ならば、相手は的を絞りにくいと思います。

 ヘディングでは、相手の上から叩くのが僕の得意なパターンではなくて、相手の前に先に入って触るのが得意です。そのストロングを活かすために、目の前のディフェンダーと駆け引きしているというイメージです。ヘディングでのゴールは、昔からよくありました。
 
 ねじ込むという意識で、どんなゴールでも良いです。たとえ、相手が蹴ったボールが自分の頭に当たってから入っても1点ですし、綺麗なボレーシュートでも1点なので。どんな形でも、取れれば良いと思っています。その意味では、多彩な形は自分の武器だと思います。

 キック力やシュート力の部分では、そこまでスペシャルなものを持っているとは思わないです。だからこそ、身体の向きと目線で、キーパーの逆を突くシュートが得意です。パワーに依存しない駆け引きを、ペナルティエリアでのシュート時に意識しています。

 シュート力が凄い選手と、たくさんプレーしてきています。清水でも、オ・セフンやチアゴ・サンタナは、キック力がとんでもない。北九州でチームメイトだった町野修斗も、僕よりもシュート力があると思います。

 パワー的にはそこまで得意ではないというか、彼らのほうが勝っていると思っているので、それ以外のところで、自分がどうやって得点を取るのかを考えた時に、キーパーが一歩遅れるような駆け引きをすることで、そこまで威力を出さなくても点を取れると考えています。
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