【日本代表】2次予選最大の山場・シリア戦 勝利への3つのポイント

カテゴリ:日本代表

五十嵐創(サッカーダイジェストWEB)

2015年10月06日

守備面はボランチコンビのリスク管理が問われる。

ボランチには、シリアのカウンターに対するリスク管理が求められる。攻守のバランスを崩し、不用意な失点だけは避けたい。(C) SOCCER DIGEST

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テーマ2/カウンターへの対応
 
 守備面でのキーワードは、やはりカウンターへの対応だろう。過去のワールドカップ予選を振り返っても、日本は前がかりになった裏を突かれて思わぬ失点を喫してきた。ハリルホジッチ監督が「(シリアの)ゴール前での効果性には驚いた。彼らはそんなに多くの決定機が必要ではないと思う」と評するシリアも中東勢らしくカウンターが得意なだけに、同じようなシチュエーションが生まれないとは言い切れない。
 
 カウンター対策として、定石と言えるのがボランチによるリスク管理だ。先発が予想される長谷部と山口のどちらかが、中盤の底に残ってバランスを取るべきだろう。
 
 このふたりの個性を考えると、運動量豊富な山口が飛び出しで攻撃に厚みをつけ、全体をコントロールする長谷部がリスク管理するのが理想的か。もちろん、この関係が逆になっても構わないが、いずれにせよCBコンビと協力してピンチの芽を未然に摘み取ることが肝になる。
 
 もっとも、シリアが1トップを採用した場合は、リスク管理をCBコンビに任せても良いかもしれない。下手に後ろに人数を残すより、前線に厚みを持たせてゴールを狙うほうが遥かに効率的だ。
 
 そのさじ加減は、ピッチの選手たちの判断力が問われる部分で、シリア戦のひとつの見どころになるかもしれない。
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