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正念場の10月シリーズ、2戦1得点の森保ジャパンはどう点を取るのか… 主軸も自信を覗かせたサウジ攻略法は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年10月06日

サウジアラビアはボールを支配して主導権を握るサッカーを志向

現地で汗を流す日本代表の選手たち。10月でも日中は35度を超える日が続いている。写真:JFA提供

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「本当にこの10月2連戦で(カタール・ワールドカップ最終予選の行方が)決まると言っても過言ではないくらい大事な2試合だと思っています」
 
 若き守備の要・冨安健洋(アーセナル)がただならぬ緊張感を口にした通り、9月のオマーン戦(吹田)を落とし、いまだ1ゴールしか挙げられていない日本代表にとって、ここで首位に躍り出るためには、7日のサウジアラビア戦(ジェッダ)と12日のオーストラリア戦(埼玉)は勝点6が必須。とりわけ、サウジ戦は絶対に失敗できない大一番だ。

 苦杯を喫した2017年9月の2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選ラストマッチ(ジェッダ)、勝利した2019年1月のアジアカップ・ラウンド16(シャルジャ)の直近2回の対戦はいずれも1点差ゲーム。極めて拮抗した結果になっている。両者の実力差がそれほどないうえ、今回は完全アウェー。となれば、やはり「先手必勝」の形に持ち込むことが肝要と言っていい。

 それを踏まえ、改めてサウジアラビアの特徴を分析してみると、アジアカップ後の2019年8月から指揮を執るフランス人のエルヴェ・ルナール監督は、前任者のファン・アントニオ・ピッツィ監督ほどでないにせよ、ボールを支配して主導権を握るサッカーを志向。最終予選序盤のベトナム、オマーン戦をそれぞれ3-1、1-0で勝ち切ってきた。

 アジアカップの際は日本が高さで凌駕した印象だが、今回の主力メンバーは191センチの長身ボランチのアル・マルキを筆頭に180センチ以上の選手が5人。トップ下のアル・ファラジュも179センチと決して低くない。冨安のヘッド一発で勝ち切った2年半前の再戦を期待するのは難しいかもしれない。

 個々の技術も高く、全員がアル・ヒラルなど国内強豪クラブでプレーしている分、連係やコンディション面も優位だ。が、オマーン戦で露呈した通り、前掛かりになりすぎて後ろのスペースがポッカリ空くことがある。そこが日本にとっての狙いどころになる。

「サイドバックは両方が高い位置を取ってくるので、彼らのポゼッションという意味ではかなり有利な立ち位置になりますけど、逆を言えば裏が空いてくる。どんどん突いていけるんじゃないかと思います」と2016年以降のサウジアラビア戦3試合を全て経験している長友は明確にやるべきことを整理していた。

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