長友が語った共通意識の重要性
ただ、速さを押し出したカウンターばかりに固執すると点につながらなかった時が怖い。ムダに体力を消耗し、終盤に足が止まって一刺しを食らうような展開に陥りかねないからだ。だからこそ、行くところと引くところのメリハリをつけることが肝心。そこは長友も強調していた点だ。
「前から行く部分とハメる時間帯と、あとはしっかりブロックを作って相手に持たせる時間帯というのを、みんなで共通意識を持っていれば、僕自身はやれるな、戦えるだろうと思っているので。前から行く時はしっかりとハメて、激しく球際を戦って、切り替えて、そしてショートカウンターを仕掛ける。あとはブロックを作った時は、相手に持たせるんですけど、入れさせた時に前に速く、FWやアタッカーにしっかりつけて、そこからみんなが出ていくというようなサッカーができれば、点は取れると思います」
国際Aマッチ127試合を誇る百戦錬磨の男が言うように、高度な意思統一と集中力を維持し、苦しい状況をやり過ごしながら、先に点を取って相手を追い込めば、日本は限りなく勝点3に近づけるだろう。キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムの3万人の熱狂的声援も気にならなくなるはずだ。
理想的展開に持ち込むためにも、まずは先制点を取ることに全集中を注ぐべき。泥臭く貪欲にゴールをこじ開け、勝点3を奪うこと。それを強く求めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
国際Aマッチ127試合を誇る百戦錬磨の男が言うように、高度な意思統一と集中力を維持し、苦しい状況をやり過ごしながら、先に点を取って相手を追い込めば、日本は限りなく勝点3に近づけるだろう。キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムの3万人の熱狂的声援も気にならなくなるはずだ。
理想的展開に持ち込むためにも、まずは先制点を取ることに全集中を注ぐべき。泥臭く貪欲にゴールをこじ開け、勝点3を奪うこと。それを強く求めたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)