7月の直前テストマッチでは前半からボールを支配され、日本は守勢に回る展開を強いられた
7月31日の東京五輪準々決勝・U-24ニュージーランド(NZ)戦をPK戦の末、辛くも勝ち切り、8月3日の準決勝にコマを進めたU-24日本代表。Jリーグ発足後、日本サッカー界が主要国際大会で決勝トーナメント1回戦の壁を破ったのは、99年ワールドユース(ナイジェリア)、2003年ワールドユース(UAE)、2012年ロンドン五輪の3回だけだっただけに、高いハードルを越えた意味は大きい。
しかしながら、森保一監督は金メダル獲得を公言。選手たちも頂点しか見ていない。となれば、次戦の相手・U-24スペイン代表は絶対に倒さなければいけない。
ご存じの通り、日本は7月17日の本番前最後の親善試合で同国と戦っており、1-1で引き分けている。だが、この時点のスペインは来日直後。高温多湿の環境に適応しきれておらず、EURO2020でフル稼働したペドリ(バルセロナ)らを温存するなど、あくまでテスト的な意味合いが強かった。そこから本番に突入し、4試合を消化。2勝2分と必ずしも波に乗れているわけではないが、着実に本来の力を取り戻しつつあるのは確かだ。
31日の準々決勝・コートジボワール戦(宮城)を見ても、2度のリードを許しながらも、後半ロスタイムに投入されたラファ・ミル(ウォルバーハンプトン)が登場直後に起死回生の同点弾をゲット。延長に入ってからは攻撃陣が爆発し、5-2と相手を突き放した。
ラファ・ミルは30数分間のプレーでハットトリックを達成。同じFWのダニ・オルモ(ライプツィヒ)、ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)も得点を奪っていて、取るべき人がゴール感覚を取り戻しつつある印象だ。それだけに手強い相手と言っていい。
「ロンドンの時もテストマッチでメキシコに勝って本番では負けた。その二の舞は絶対にしたくない」とキャプテン・吉田麻也(サンプドリア)は語気を強めたが、前回の教訓をどう生かすかが重要なカギになる。
7月の対戦時は前半からボールを支配され、日本は守勢に回る展開を強いられた。とりわけ、アンカーのマルティン・スピメンディ(レアル・ソシエダ)を起点とした配球は非常にレベルが高かった。彼が日本の両ボランチ裏を狙い、インサイドハーフのミケル・メリノ(レアル・ソシエダ)らに飛び出させ、両サイドを効果的に使ったことで、日本守備陣は相当に追い込まれ、苦しんだ。
【東京五輪】男子サッカー 全結果&GS順位表
ご存じの通り、日本は7月17日の本番前最後の親善試合で同国と戦っており、1-1で引き分けている。だが、この時点のスペインは来日直後。高温多湿の環境に適応しきれておらず、EURO2020でフル稼働したペドリ(バルセロナ)らを温存するなど、あくまでテスト的な意味合いが強かった。そこから本番に突入し、4試合を消化。2勝2分と必ずしも波に乗れているわけではないが、着実に本来の力を取り戻しつつあるのは確かだ。
31日の準々決勝・コートジボワール戦(宮城)を見ても、2度のリードを許しながらも、後半ロスタイムに投入されたラファ・ミル(ウォルバーハンプトン)が登場直後に起死回生の同点弾をゲット。延長に入ってからは攻撃陣が爆発し、5-2と相手を突き放した。
ラファ・ミルは30数分間のプレーでハットトリックを達成。同じFWのダニ・オルモ(ライプツィヒ)、ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)も得点を奪っていて、取るべき人がゴール感覚を取り戻しつつある印象だ。それだけに手強い相手と言っていい。
「ロンドンの時もテストマッチでメキシコに勝って本番では負けた。その二の舞は絶対にしたくない」とキャプテン・吉田麻也(サンプドリア)は語気を強めたが、前回の教訓をどう生かすかが重要なカギになる。
7月の対戦時は前半からボールを支配され、日本は守勢に回る展開を強いられた。とりわけ、アンカーのマルティン・スピメンディ(レアル・ソシエダ)を起点とした配球は非常にレベルが高かった。彼が日本の両ボランチ裏を狙い、インサイドハーフのミケル・メリノ(レアル・ソシエダ)らに飛び出させ、両サイドを効果的に使ったことで、日本守備陣は相当に追い込まれ、苦しんだ。
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