スタッフの2月分の給料が支払われたのは今週になってから
コロナ禍で、世界で最も人気のあるスポーツであるサッカーが止まっている。
ブラジルでは、多くのスポンサーが降り、チケットも売れず、TVの放映権料も入らないいま、多くのチームは、選手や幹部、その他スタッフの給料カットを余儀なくされている。5月まで報酬が払えないクラブもある。
しかし“空っぽになった”リオデジャネイロで、ひとつのチームが別の形でこの問題と戦おうとしている。他のチームが財政緊縮を遂行するなか、ボタフォゴは新たに大物選手を獲得しようとしているのだ。その名はジョン・オビ・ミケル。ここ20年で、最も偉大なアフリカ人選手のひとりだ。
しかし、このニュースを聞いて最初に頭に浮かんだのは、「いったいボタフォゴのどこにそんな資金があるんだ?」という疑問だ。
ブラジルでは、多くのスポンサーが降り、チケットも売れず、TVの放映権料も入らないいま、多くのチームは、選手や幹部、その他スタッフの給料カットを余儀なくされている。5月まで報酬が払えないクラブもある。
しかし“空っぽになった”リオデジャネイロで、ひとつのチームが別の形でこの問題と戦おうとしている。他のチームが財政緊縮を遂行するなか、ボタフォゴは新たに大物選手を獲得しようとしているのだ。その名はジョン・オビ・ミケル。ここ20年で、最も偉大なアフリカ人選手のひとりだ。
しかし、このニュースを聞いて最初に頭に浮かんだのは、「いったいボタフォゴのどこにそんな資金があるんだ?」という疑問だ。
数日前にボタフォゴは、本田圭佑に月300万円以上は払えないと明らかにしたばかりだし、チームスタッフの2月分の給料が支払われたのも今週になってからだ。慢性的な財政難にあるクラブが、なぜこの状況下でビッグネームの獲得に乗り出しているのか?
1か月ほど前、ボタフォゴは別の大物を狙っていた。かつてマンチェスター・シティで活躍し、バルセロナでもプレーしたトゥーレ・ヤヤ(青島黄海)だ。
ボタフォゴは、リーグが中断する前から彼を欲しがっていた。名の知れたプレーヤーを加入させて、新たなスポンサーを獲得し、多くの観客を招くことで財政難を乗り切ろうとしたのだ。しかし長い交渉の末、結局合意には至らなかった。原因はやはりシンプルに「カネ」だ。選手側が望む報酬を払えなかったのだ。
ボタフォゴ唯一のスターである本田は、試合がなくなってもリオに残り、練習にいそしみ、ポルトガル語を学ぶ日々を過ごしている。
ここまでプレーした試合はたった1試合。しかも、早い時間帯でベンチに下がった。本人はこの交代には不満だったようだが、後半からプレーのリズムは乱れており、限界だったのは誰の目にも明らかだった。本田には、中盤で彼をサポートしてくれる存在が必要だ。
1か月ほど前、ボタフォゴは別の大物を狙っていた。かつてマンチェスター・シティで活躍し、バルセロナでもプレーしたトゥーレ・ヤヤ(青島黄海)だ。
ボタフォゴは、リーグが中断する前から彼を欲しがっていた。名の知れたプレーヤーを加入させて、新たなスポンサーを獲得し、多くの観客を招くことで財政難を乗り切ろうとしたのだ。しかし長い交渉の末、結局合意には至らなかった。原因はやはりシンプルに「カネ」だ。選手側が望む報酬を払えなかったのだ。
ボタフォゴ唯一のスターである本田は、試合がなくなってもリオに残り、練習にいそしみ、ポルトガル語を学ぶ日々を過ごしている。
ここまでプレーした試合はたった1試合。しかも、早い時間帯でベンチに下がった。本人はこの交代には不満だったようだが、後半からプレーのリズムは乱れており、限界だったのは誰の目にも明らかだった。本田には、中盤で彼をサポートしてくれる存在が必要だ。