• トップ
  • ニュース一覧
  • 現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「ふたたび軌道に乗ったドルトムント。ホーム無敗のヴォルフスブルクとの一戦へ」

現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「ふたたび軌道に乗ったドルトムント。ホーム無敗のヴォルフスブルクとの一戦へ」

カテゴリ:連載・コラム

マルクス・バーク

2015年12月03日

ホームではリーグ戦6勝1分け無敗と抜群の安定感を誇る。

昨シーズンよりも溌剌としたプレーを見せている香川。シュツットガルト戦では組み立ての局面で貢献するなど、悪い出来ではなかった。(C)REUTERS/AFLO

画像を見る

 ブンデスリーガ12節のシャルケとのルール・ダービーを3-2で制したドルトムント。翌節のハンブルク戦を1−3で落としたものの、14節のシュツットガルト戦では4-1の完勝を飾り(試合レポートはこちら)、ふたたび軌道に乗った。
 
 この14節では、チャンピオンズ・リーグ(CL)の出場権を争うライバル、ヴォルフスブルク、ボルシアMG、レバークーゼン、シャルケのいずれもドローに終わっている。
 
 個人的には、ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が今週末のボルシアMG対バイエルン戦(15節)で、どちらの勝利を望んでいるかが気になるところ。バイエルンが勝ったうえで、2位のドルトムントが同節に対戦する3位のヴォルフスブルクを下せば、ライバルたちとの勝点差をさらに広げられるのだから(14節終了現在で、3位以下に7ポイント差をつけている)。
 
 おそらくトゥヘル監督は、こう言うだろう。「そんなことよりも我々にとって重要なのは、ヴォルフスブルクとのアウェーゲーム(12月6日)をどう乗り切るかだ」と。ヴォルフスブルクは今シーズン、ホームではリーグ戦6勝1分け無敗と抜群の安定感を誇る。
 
 それでも、ここまで充実のシーズンを過ごしているドルトムントにとっては、恐れる相手ではないだろう。とりわけ攻撃が機能しているチームにおいて、あまり目立たないものの、香川真司は昨シーズンよりも溌剌としたプレーを披露。前述のシュツットガルト戦ではいつもの中盤左サイドでプレーし、組み立ての局面で貢献するなど悪い出来ではなかった。
 
 マン・オブ・ザ・マッチは、2ゴールを叩き込んだエースのピエール=エメリク・オーバメヤンだ。得点ランクのトップ(17得点)を快走するこのガボン代表FWがこれほど優れたフィニッシャーに変貌を遂げるとは、1年前には想像すらしていなかった。対して、今シーズン好調のヘンリク・ムヒタリアンが優秀なタレントであることは、昨シーズンも見てとれた。
【関連記事】
現地紙コラムニストが綴る――武藤嘉紀のブンデス挑戦記「クラブの年間最多得点記録の更新、そしてステップアップ移籍が視野に入る」
【ブンデス現地コラム】復活の兆しを見せるアウクスブルク。揺るがない結束を基盤に――
【セリエA現地コラム】首位攻防戦で痛恨の退場を食らった長友。イタリアにおける「ファウルの使い方」とは?
【プレミア現地コラム】快足のシンデレラボーイ、ヴァーディーのメガクラブ移籍が間近!? 一押しはリバプールだ
【クラブW杯来日記念!短期集中連載】バルサ戦士の素顔――Vol.6 マスチェラーノ、ヴェルメーレン、アルダ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ