小宮良之 新着記事

マドリー出身のストライカーはなぜ活躍できるのか?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 ストライカーは育てられない。素養を鍛えることはできても、才能を植え付けることや発生させることはできないものだ。 しかしながら、「生まれる気風」というのはある。 世界王者レアル・マドリーの下部組... 続きを読む

ミャンマーから2点は物足りない?「点差」はそれほど重要ではない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<2点では足りない> それがミャンマー戦の総括と言えるか。格下相手にシュートの雨を降らせただけに、決定力に物足りなさは残った。課題の一つとして指摘されるのは当然だろう。 しかしながら、ミャンマー... 続きを読む

“南米の伏兵”パラグアイをも上回った森保ジャパンの「局面の強さ」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 9月5日、茨城。日本はパラグアイを相手にほとんど何もさせず、2-0で勝利を収めている。 立ち上がり、日本はパラグアイの頭をひしいだ。兵法で言う「先手を取る」という戦い方だろう。前線からの激しい... 続きを読む

悪くない久保建英の選択――ビッグクラブでプレーする“ストレス”は半端ではない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 中堅以下のクラブでは、勝ったことが称賛され、大きなニュースとなる。一方、ビッグクラブでは、勝つことが当たり前。負けがトピックスになる。 後者における精神的ストレスは、半端ではない。かつて、選手... 続きを読む

佳境を迎えた欧州の移籍マーケット。“カネ”以外で決め手となるのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 欧州サッカーマーケットは、8月末(今夏は9月2日)で一区切りとなる。 現時点で、夏の移籍の目玉は誰だったか? アトレティコ・マドリーからFCバルセロナに移籍したフランス代表FWアントワーヌ・グ... 続きを読む

Jリーグに問われる「プレーヤーズファースト」――鹿島が安定して強い理由を考えるべき【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「プレーヤーズファースト」 それはJリーグ・クラブの理念の一つだ。 しかし、それは必ず守られているのか。選手が組織の中で身を捩っている――。どんな社会でもそうだが、悩みの実像はしばしば表に出ない... 続きを読む

「戦術は凡庸」それでもマドリーをCL3連覇に導いた指揮官ジダンの手腕【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 天下分け目の「関ヶ原の戦い」を、東軍、西軍の布陣配置図で見た場合、軍事的には東軍が勝つ可能性はほとんどないと言われる。 しかし実際に勝利したのは、東軍の徳川家康側だった。家康は、戦略的に勝利し... 続きを読む

豊田陽平の高さは平均的? チーム強化の鍵を握る独自の「スカウティング」【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 チーム強化において根幹になる一つが、「スカウティング」だろう。 選手の能力、キャラクターを見極められるか。戦いのデザインに合わせ、選手の長所、短所を理解。選手を配置するまでの“目利... 続きを読む

「戦術を動かすのは選手」――なぜ「バルサ化」は成功しないのか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 世界に冠たるバルセロナは、独特のプレーモデルを持っている。徹底してボールをつなぎ、その技術の高さを頼りに周りが動き、ゴールに迫る。下部組織であるラ・マシアからトップチームまで一貫。そのオートマ... 続きを読む

「牢屋に入っているようなもの」大怪我を乗り越えたフットボーラーたちの物語【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<サッカー選手と怪我> それは、理不尽さとの格闘だろう。「なぜ自分が!?」 その答えはどれだけ考えても出てこない。運命の悪戯、というのは陳腐な表現だろう。怪我を乗り越える間は、地獄にも思える日々... 続きを読む

欧州を席巻したプレミア勢の時代は続くのか【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 昨シーズンは、プレミアリーグ勢が欧州のサッカーシーンを席巻した。 チャンピオンズ・リーグ(CL)も、ヨーロッパリーグ(EL)も、決勝はプレミアリーグ勢対決。リバプールとトッテナムが覇を競い、チ... 続きを読む

「貧しくても下部組織がある」リーガ1部昇格を果たしたオサスナの矜持【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「オサスナは消滅する危険もあるよ。会長や幹部が逮捕された。八百長疑惑と横領疑惑でね」 3年前の6月だった。スペインの古都パンプローナを訪れたとき、タクシー運転手は地元クラブについてそうぼやいてい... 続きを読む

強豪ウルグアイに健闘した森保ジャパン。大敗したチリ戦とは何が違ったのか?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 コパ・アメリカ第2戦で、日本は強豪ウルグアイに2-2で引き分けている。敵地に等しい場所での戦いだった。快挙、とは言えないまでも、健闘、であることは間違いないだろう。 しかし、森保JAPANは初... 続きを読む

チリ戦の真実。“健闘”した森保ジャパンはなぜ大敗を喫したのか?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

<ディテールの積み重ねが大きな差> それがコパ・アメリカ開幕戦、日本対チリの真実と言えるだろう。 日本は0-4で敗れたものの、決して圧倒されたわけではない。勝利は難しかったとは言え、引き分けても... 続きを読む

森保ジャパンの3バックは“運用可能”になったのか? 日本には4バックの方が合っている【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 トリニダード・トバゴ戦、森保一監督が新たに採用した3-4-2-1のフォーメーションが話題になった。ロシア・ワールドカップ後、4-2-3-1、もしくは4-4-2を使っていただけに、その是非が様々... 続きを読む

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