2020年09月21日
「女好きで素行が悪い」そんなイメージだったブラジル人がラ・リーガに起こした“化学反応”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
「ブラジル人は酔っ払いで、夜は踊り狂い、度を超える女好きで、とにかく素行が悪い」 実は1990年代に入るまで、スペインではこんな噂が信じられていた。イメージを極端にしたものだろう。その昔、「日本... 続きを読む
2020年09月21日
「女好きで素行が悪い」そんなイメージだったブラジル人がラ・リーガに起こした“化学反応”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
「ブラジル人は酔っ払いで、夜は踊り狂い、度を超える女好きで、とにかく素行が悪い」 実は1990年代に入るまで、スペインではこんな噂が信じられていた。イメージを極端にしたものだろう。その昔、「日本... 続きを読む
2020年09月18日
ドイツとはまるで違う日本人選手の“スペイン挑戦”。「なぜ言葉がわからない人間にパスを出す必要がある」【小宮良之の日本サッカー兵法書】
海外挑戦。 それは一括りにするべきではない。例えば、ヨーロッパだけで見ても、各国、成功する条件は違っている。その難易度も当然、別だ。 例えば、ドイツでは日本人の勤勉さ、規律正しさ、真面目さが尊... 続きを読む
2020年09月02日
度量の大きいジダン、“明智光秀タイプ”のエメリ…多様なリーダーシップの“種類”【小宮良之の日本サッカー兵法書】
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公である明智光秀は、織田信長の配下として優秀な家臣団を作っていた。信望を得られるだけのリーダーシップがあったのだろう。光秀は篤実な性格のリーダーで、内政事業... 続きを読む
2020年08月27日
EL制覇を成し遂げた、“古典的な10番”バネガを活かすセビージャのクオリティー【小宮良之の日本サッカー兵法書】
8月21日、セビージャはヨーロッパリーグ決勝でインテル・ミラノを3-2と逆転で下し、6度目の王者(前身のUEFAカップから含めて)に輝いている。 セビージャは、アルゼンチン代表MFエベル・バネ... 続きを読む
2020年08月21日
世界と戦うために迫られる「陣形の選択」――Jリーグでは3-4-2-1が主流だが…【小宮良之の日本サッカー兵法書】
兵法には定石がある。例えば、戦力的に上位の方が鶴翼の陣という鶴が大きく翼を広げたように横に大きく展開し、相手を包囲殲滅する陣形を用いる。一方で戦力的に下位の方は、魚鱗の陣をしばしば採用。魚の鱗... 続きを読む
2020年08月13日
久保建英はビジャレアルの“伝説”カソルラになれるか?「違うのは利き足ぐらいだが…」
「久保建英は、サンティ・カソルラになれるか?」 それが今回、編集部から受けた原稿依頼のテーマである。 35歳になるカソルラは、スペインを代表するMFの一人と言える。EURO2008、EURO20... 続きを読む
2020年08月11日
マドリーの構造的欠陥を見抜いたグアルディオラの「奇襲的采配」【小宮良之の日本サッカー兵法書】
チャンピオンズ・リーグ、ベスト8入りを懸けたセカンドレグ。マンチェスター・シティは、本拠地でレアル・マドリーを2-1で下し、見事に勝ち上がっている。敵地でのファーストレグも、1-2と白星を飾っ... 続きを読む
2020年07月29日
「このクラブが動けば価値が上がる」セビージャの優れたスカウティング&交渉力【小宮良之の日本サッカー兵法書】
どうすれば、サッカークラブは強くなるのか? クラブとして、やるべき優先順位は明らかだろう。 クラブ補強の条件は、まずは強化が「目利き」であり、交渉に優れているという点にある。単純に、良い素材を... 続きを読む
2020年07月27日
武者修行に出た久保建英と“残った”ロドリゴの明暗――「経験」「成熟」を重視するマドリーのレンタル事情【小宮良之の日本サッカー兵法書】
サッカーは多様で、正解がないスポーツである。しかし、いくつか道しるべとなる“戒め”はあるだろう。「選手は試合を重ねることで成長する」 これは、一つの真理だろう。言うまで... 続きを読む
2020年07月20日
クライフやサッキといった名将も苦悩。どんなに理想的な戦術も“運用する”選手がいなければ…【小宮良之の日本サッカー兵法書】
戦術を決定するのは、采配を振る監督だろう。しかし戦術を運用するのは、ピッチに立つ選手である。 1980年代、一世を風靡したアリゴ・サッキ監督のACミランは、斬新な戦術を用いていた。オフサイドト... 続きを読む
2020年07月17日
攻撃側の“トロイの木馬”はサイドアタッカー。いかに真横から攻められるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】
集団戦において、真っ向からのぶつかり合いは強い者が勝つ。それだけに、弱い者は正面から戦うのを回避し、塹壕や土塁を作って、その差を埋める。そうなると、戦力的な強者も被害が出るだけに慎重になる。結... 続きを読む
2020年07月08日
「先制」と「集中」の戦い方が天才的にうまい指揮官シメオネ【小宮良之の日本サッカー兵法書】
戦力的に劣るチームが、優れたチームと互角以上の勝負に持ち込むには、「先制」と「集中」が基本になるだろう。 日露戦争の遼陽会戦では、日本は13万の兵力で23万のロシアに挑んでいる。日本は先手を取... 続きを読む
2020年06月23日
R・マドリー対バレンシア――ハイレベルな“知略戦”の勝負を分けたのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】
トッププロ同士の戦いは、お互いが豊富な情報を集め、知略を尽くし、勝利をつかもうとする。戦いの基本がなければ、後れを取る。その遅れは、水準の高い勝負では致命傷になるだろう。 ラ・リーガ第29節、... 続きを読む
2020年06月16日
懲りない“悪癖”で足を引っ張ったバレンシアDF――コロナ後も求められる集中力【小宮良之の日本サッカー兵法書】
コロナ禍で中断していたラ・リーガが、3か月ぶりに再開した。 6月12日、バレンシア対レバンテのバレンシア・ダービーは、“ダービーらしく”どちらも譲らない1-1のドローで... 続きを読む
2020年06月15日
なぜ「連戦連勝」から急失速? 名将バスケスはデポルティボを残留に導けるか【小宮良之の日本サッカー兵法書】
戦国時代、山陰地方で覇を唱えた武将、尼子経久は、「剛柔虚実」を信条としていた。剛とは柔の終わり、虚は実の本質と言える。すべてはつながり、表裏一体と言ったところか。勝負ごとに準えるなら、「負けは... 続きを読む