小宮良之 新着記事

「クオリティでは劣る」も3度続けばホンモノ。マドリーの“戦略的勝利”を可能にした守護神

 欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝、レアル・マドリーは1-0でリバプールに勝利を収め、史上最多14回目の欧州王者になっている。 実にマドリーらしい戦いだった。序盤から相手の攻撃を受ける場面... 続きを読む

敵を幻惑させる偽9番、偽SB、偽ウイングはモダンフットボールの象徴。選手のユーティリティ性がかつてないほど高まっている

 最近のサッカー界は、どのチームもプレーの効率性、合理性、能率性を究極的に求め続け、戦術的には”追いかけっこ”のような様相を呈している。「相手の裏をかく」 それがサッカー... 続きを読む

デンベレの「契約更新拒否騒動」は迷走してきたバルサ側の責任も。現体制がもっと早くできていたら、“最悪の事態”は…

 サッカー選手の言動は、それ自体が批判に晒されることがしばしばある。ただ、それに至る”文脈”というのは必ず存在している。突発的な言動というのは意外に少ない。  フランス代... 続きを読む

約3万人の敵サポーターを入れたバルサはELで敗退。ファンの熱気はどれだけ勝敗に関わるのか?

 スタジアムのファンの熱気は、どれだけ勝敗に関わっているか?  コロナ禍を経て(収束はしていないが)、ファンの重要度は再認識されることなったと言えるだろう。  残念ながら、無観客試合はどれだけ工... 続きを読む

「ユースレベルの失点」ベトナム戦のような戦い方なら、日本はカタールで3戦全敗する【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 カタール・ワールドカップ、日本はスペイン、ドイツと同組になった。 グループステージを突破するには「厳しいグループ」と言えるだろう。第1ポッドはどの国が来ても強豪国だったとは言え、第2ポッドでド... 続きを読む

なぜモドリッチの“ゼロトップ”は失敗に終わったのか。「局面の勝利」の重要性から読み解く

 局面での勝敗を何度も積み重ねることで、サッカーというスポーツは成り立っている。それは球際だったり、五分五分のボールの争いだったり、サイドチェンジやワンツー、あるいは、シュートの精度だったりする... 続きを読む

「1-4-4-2」「1-4-3-3」…なぜスペインの指導者は、フォーメーション表記からGKの“1”を外すのを許さないのか?

 フォーメーションは数字で表される。4-4-2、4-3-3、3-4-3、5-3-2など数字の並びはどれであれ、これが日本サッカー界では一般的だろう。フィールドプレーヤーをラインごとに表記。4-1... 続きを読む

手詰まりになったシメオネからついに“自由”を与えられたJ・フェリックス。それでも2人の「価値観」は違いすぎる

 プロサッカー選手はチームに、試合に、監督のやり方に適応し、上書きする能力が求められる。「自分」 そればかりが強い選手は、集団スポーツにおいては生き残ることができない。  一方で、一人の選手とし... 続きを読む

今や“本物”を食う勢いの「偽9番」。だが、輝けるチームは限られている

 偽9番という言葉が、今やサッカー界で定着している。  偽9番とは、センターフォワードの代名詞である9番タイプではないセカンドストライカー、サイドアタッカー、あるいはファンタジスタと言われる選手... 続きを読む

神がかっているイニエスタの異次元プレー。その姿を拝めるのは、Jリーグの特権だ

 2月18日に開幕したJリーグだが、ワールドカップシーズン、初めて訪れる人も少なくないだろう。 現在のJリーグで一番、スタジアムに足を運んで見る価値があるサッカー選手は誰だろうか? それは、スペ... 続きを読む

「パスミスが多い」批判を浴びることもあるマンUのブラジル代表MFが見せた、粘りのプレーと“味方を活かすパス”

 プレーの精度とは、サッカー選手としての基本にある。「止める、蹴る」 そのディテールを突き詰めていないと、トッププロ選手としては厳しくなる。そこを上達させるための細やかさや粘り強さを失った瞬間、... 続きを読む

バルサが味わった“2度の凋落”。共通点は…会長主導のずさんな強化戦略

 各クラブの選手編成を決める強化担当者たちが、一貫したチームコンセプトで選手を目利きし、交渉し、査定し、文字通り「チームを強化できるか」は、戦いの行方を大きく左右する。勝負の半分はその時点で決定... 続きを読む

日本代表では伊東純也の活躍を引き出すチームの中心。「世界」を感じられるJリーガー、酒井宏樹の“凄み”

 正念場のサウジアラビア戦、伊東純也の活躍が一番目立ったことは間違いない。前に飛び出す時のスピードは出色で、超人的だった。1対1を作った時には相手ディフェンスを怯えさせていたし、アシストだけでな... 続きを読む

ビジャレアルがユベントス戦で魅せた勇敢な戦いぶりは日本サッカーの手本に?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦でスペインの伏兵ビジャレアルは第1レグ、本拠地でイタリアの強豪ユベントスと対戦している。 クラブ規模や歴史を考えれば、どう考えても分が... 続きを読む

「不調」や「衰え」が指摘される名守護神オブラク。世界最高峰でも失点増で批判されるGKの“非情”

 ゴールキーパーというポジションは、「引き算」で評価される。失点を救うビッグセーブよりも、失点という事実の方が重くのしかかる。失点に直結するミスをしようものなら、その後にどれだけファインセーブを... 続きを読む

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