2016年09月14日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十八「“戦術に順応する”ということの真の意味を理解できているか!?」
サッカー選手は、どのようにして自分の特性をチームのなかで活かすのがベターなのか? それを突き詰めることが、いわゆる戦術に繋がる。 戦術とは、数字やシステムを指すのではない。敵との対峙であり、味... 続きを読む
2016年09月14日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十八「“戦術に順応する”ということの真の意味を理解できているか!?」
サッカー選手は、どのようにして自分の特性をチームのなかで活かすのがベターなのか? それを突き詰めることが、いわゆる戦術に繋がる。 戦術とは、数字やシステムを指すのではない。敵との対峙であり、味... 続きを読む
2016年09月08日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十七「就任前からハリルホジッチ監督の危うさは分かっていたはずだ」
昨年3月、ヴァイッド・ハリルホジッチが日本代表監督に就任した時のことだった。 もう忘れられているかもしれないが、日本国内では一定の人気で迎えられていた。弁舌家であることは一目瞭然。イビチャ・オ... 続きを読む
2016年08月31日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十六「守備者の本質を曖昧にする『“攻撃的”をありがたがる』風潮」
「攻撃的」 その形容詞は、日本サッカー界で“無双の力”を持つがごとくに用いられている。 攻撃的なボランチ、攻撃的なSB、攻撃的なCB、果ては攻撃的なGK…&... 続きを読む
2016年08月24日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十五「消えゆくトップ下とファンタジーの行方 」
「トップ下というポジションは”絶滅”する」 欧州フットボール界では定説になっている。あるいは絶滅した、と断じるべきなのかもしれない。 ジーコ、ミシェル・プラティニ、ディエ... 続きを読む
2016年08月16日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十四「 “インテンシティー”の誤った解釈から生じる危険」
インテンシティー。 昨今、この言葉は日本サッカー界で常用語になっている。前代表監督のアルベルト・ザッケローニが口にして以来、一気に普及していった。日本語では、「プレー強度」というのが対訳だろうか... 続きを読む
2016年08月11日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十三「いま改めて問う――監督の仕事とは? 名将とは?」
監督の仕事は、チームを勝たせることにあるのだろう。そのために集団を束ね、鍛え上げ、勝負の要諦を掴み、適切な手を打つ。 そんなことは、多くの指導者たちが分かっている。勝利から逆算し、やるべきこと... 続きを読む
2016年08月03日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十二「五輪代表がなすべきは“我慢”ではなく“機先を制する戦い”」
「我慢強く戦う」 それが、リオデジャネイロ・オリンピックに向けた、日本サッカーの基本的戦略だという。 辛抱強く戦うことは、正攻法のひとつだ。耐え忍ぶなかで冷静に相手の隙を探し、素早く衝く――。効... 続きを読む
2016年07月28日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十一「ストライカーの価値を見誤ってはいないか?」
日本サッカー界に、ストライカーは現われない……。 久しく根付いたストライカー待望論は、もはや失望に変わりつつある。 しかし、本当にストライカーは現われていないのか? ... 続きを読む
2016年07月22日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の八十「良い守備が良い攻撃を作り出す――。その意味で先日の城福監督の采配は……」
「敵軍が自軍に勝てない態勢とは守備なる形式のことであり、自軍が敵軍に勝てる態勢とは攻撃なる形式のことである」 兵法の大家、孫子は続ける。 「守備なる形式を取れば、戦力に余裕があり、攻撃なる形式を取... 続きを読む
2016年07月15日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十九「Jに革命的思想を持つ監督は現われるか?」
20年余の年月を積み重ねてきたJリーグ。おのずから監督らしい監督は増えつつある。 Jリーグ創設当時、監督というポストは選手の延長、もしくはセカンドキャリアの一環の域を出なかった。有名外国人監督... 続きを読む
2016年07月07日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十八「欧州移籍で成功を掴む覚悟はあるか?」
つい先日のことだ。日本代表MFである山口蛍が、ブンデスリーガのハノーファーからJリーグのセレッソ大阪へ復帰し、7月3日の熊本戦で再びJのピッチに立った。わずか半年での古巣帰還。海外でのプレーは... 続きを読む
2016年07月01日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十七「突出した個をいかに操るか」
プロのアスリートは、一般人がとても手が届かない運動能力や競技技術を身につけている。天与の才。手放しにそう表現してもいいくらいに、桁外れな場合もある。 しかし、一般人から見たら想定を超えた能力も... 続きを読む
2016年06月23日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十六「落とし所を考えたOA招集で得られるもの、失うもの」
リオ五輪本大会に向け、男子サッカーU-23代表は3人のオーバーエイジ(OA)枠を行使することになった。オーバーエイジ選手として内定したのは、FWの興梠慎三(浦和)、左サイドバックの藤春広輝(G... 続きを読む
2016年06月16日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十五「共闘精神なくして高みへの到達はあり得ない」
サッカーは、集団スポーツである縛りからは決して逃れられない。 例えば1対1という言い回しはあるが、厳密に言えば、1対1になる局面はなく、11人対11人が基本原則である。1対1のように見えても、プ... 続きを読む
2016年06月10日
【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十四「アルゼンチン流の勝者論と日本人の美点」
10年ほど前、アルゼンチン代表MFのパブロ・アイマールにインタビューした時のことである。「敗北から学び取ることは?」という筆者の質問に対し、彼の口から出た言葉は、凡そ日本人としては受け入れ難か... 続きを読む