日本人選手の特性とも符合せず、視野が狭く一面的。しかし…
ロシア・ワールドカップのアジア最終予選は第4節まで終了したが、日本は2勝1分け1敗で3位に低迷し、厳しい批判を浴びている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対する嫌悪感が増幅装置になって、混乱は増すばかりだ。
筆者は、ハリルホジッチに関しては就任以来、まだ周囲が浮かれているデビュー戦直後から苦言を呈してきた。
とにかく、スカウティングの点で偏向が強く、日本人選手の特性とも符合していなかった。体脂肪率や走行距離のようなフィジカルデータをやたらと並べ、単純な走力や肉体的な優位を軸に選手を選考するなど、視野が狭く一面的。受け入れがたいものがあった。
先日は、「身長190センチ以上のGKが基準」と“珍説”も披露。GKの大型化を訴えたいのだろう。しかし、日本人の平均身長を無視しているし、現在の代表GKに対する侮辱に近く、そもそも当を得ていない。
なぜなら、世界には190センチ未満でトップレベルのGKはいくらでもいる。クラウディオ・ブラーボ(184センチ)、ケイラー・ナバス(185センチ)、ヤン・オブラク(189センチ)、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(187センチ)、ヘロニモ・ルジ(189センチ)など、枚挙にいとまがない。
長年、マドリーとスペイン代表のゴールマウスを守り続けたイケル・カシージャスに至っては182センチと、西川周作(183センチ)よりも小さいのだ。
掲げるフットボールスタイルによって、「デカくても、キックが下手なGKは要らない」という場合もある。
マンチェスター・シティのGKだったジョー・ハートは長身(196センチ)で空中戦に強いが、身長や肉体的パワーで劣るブラーボによって移籍(レンタル)に追いやられた。それは、ジョゼップ・グアルディオラ監督が、GKにフィールドプレーを求めたからだ。
画一的に、身長を基準にすべきではない。
その発言は、浅はかすぎる。
<なんで、そんなことも分からないのか?>
その発想は小才子に過ぎず、リーダーとしては「滅びる典型」と言える。不用意な発言で墓穴を掘り、今や四面楚歌。際どいところまで追い込まれてしまった。11月のサウジアラビア戦で敗れたら、即解任だろう。
筆者は、ハリルホジッチに関しては就任以来、まだ周囲が浮かれているデビュー戦直後から苦言を呈してきた。
とにかく、スカウティングの点で偏向が強く、日本人選手の特性とも符合していなかった。体脂肪率や走行距離のようなフィジカルデータをやたらと並べ、単純な走力や肉体的な優位を軸に選手を選考するなど、視野が狭く一面的。受け入れがたいものがあった。
先日は、「身長190センチ以上のGKが基準」と“珍説”も披露。GKの大型化を訴えたいのだろう。しかし、日本人の平均身長を無視しているし、現在の代表GKに対する侮辱に近く、そもそも当を得ていない。
なぜなら、世界には190センチ未満でトップレベルのGKはいくらでもいる。クラウディオ・ブラーボ(184センチ)、ケイラー・ナバス(185センチ)、ヤン・オブラク(189センチ)、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(187センチ)、ヘロニモ・ルジ(189センチ)など、枚挙にいとまがない。
長年、マドリーとスペイン代表のゴールマウスを守り続けたイケル・カシージャスに至っては182センチと、西川周作(183センチ)よりも小さいのだ。
掲げるフットボールスタイルによって、「デカくても、キックが下手なGKは要らない」という場合もある。
マンチェスター・シティのGKだったジョー・ハートは長身(196センチ)で空中戦に強いが、身長や肉体的パワーで劣るブラーボによって移籍(レンタル)に追いやられた。それは、ジョゼップ・グアルディオラ監督が、GKにフィールドプレーを求めたからだ。
画一的に、身長を基準にすべきではない。
その発言は、浅はかすぎる。
<なんで、そんなことも分からないのか?>
その発想は小才子に過ぎず、リーダーとしては「滅びる典型」と言える。不用意な発言で墓穴を掘り、今や四面楚歌。際どいところまで追い込まれてしまった。11月のサウジアラビア戦で敗れたら、即解任だろう。