南アフリカ代表は4-2-3-1か、4-3-3か
最後の注目点はサイドハーフの守備力と把握力を挙げます。
おそらく本番でもこのポジションは人を入れ替えると思います。もちろんスタメンはある程度固定することはありますけど、ずっと同じ選手でいくということは考えにくく、途中で変わるということは当然あり得ます。
日本代表として、これまでの試合を見てきたときに、堂安選手、相馬選手、三笘選手、三好選手等々がこのポジションをやっています。東京五輪に選ばれているメンバーを見れば、全員攻撃的な選手です。ただ、本番ではこのスペイン戦のように押し込まれる展開もあるでしょうし、守らなければいけないというケースもあるでしょう。中央を守るためにボランチがサイドに行けないということもあり得る。
そういう場面でキーになってきそうなのが、サイドハーフの単なる守備力だけではなくて、今自分は何をすべきなのかという判断力と、それにおける状況把握がどこまでできるかというのが、この試合を見ていて感じた部分です。
しっかりとプレスバック出来ている時は、そんなに大崩れしていません。ただ、シンプルにプレスバックしていれば良いのかというとそれだけじゃない。この試合の失点シーンも、右サイドのサイドバックとサイドハーフが守備をしていたのですが、三好選手が背後をとられて失点しました。
三好選手のせいではなく、チーム全体として4-4-2の形で守るのであれば、サイドハーフがサイドバックと連係しないといけません。下がって守っていれば良いわけではなくて、そのなかで、どこが怖いのか、どこを使われてはダメなのか。その把握力が大事です。
今回の失点は良い経験として、今後に向けて修正してほしいところですね。
東京五輪の初戦の対戦相手、南アフリカというチームは4-2-3-1でくるか4-3-3なのか分かりません。現状両方使いこなすチームなのですが、そういう部分も含めて、ピッチ上でいち早く把握するということが必要になってくると思います。
おそらく本番でもこのポジションは人を入れ替えると思います。もちろんスタメンはある程度固定することはありますけど、ずっと同じ選手でいくということは考えにくく、途中で変わるということは当然あり得ます。
日本代表として、これまでの試合を見てきたときに、堂安選手、相馬選手、三笘選手、三好選手等々がこのポジションをやっています。東京五輪に選ばれているメンバーを見れば、全員攻撃的な選手です。ただ、本番ではこのスペイン戦のように押し込まれる展開もあるでしょうし、守らなければいけないというケースもあるでしょう。中央を守るためにボランチがサイドに行けないということもあり得る。
そういう場面でキーになってきそうなのが、サイドハーフの単なる守備力だけではなくて、今自分は何をすべきなのかという判断力と、それにおける状況把握がどこまでできるかというのが、この試合を見ていて感じた部分です。
しっかりとプレスバック出来ている時は、そんなに大崩れしていません。ただ、シンプルにプレスバックしていれば良いのかというとそれだけじゃない。この試合の失点シーンも、右サイドのサイドバックとサイドハーフが守備をしていたのですが、三好選手が背後をとられて失点しました。
三好選手のせいではなく、チーム全体として4-4-2の形で守るのであれば、サイドハーフがサイドバックと連係しないといけません。下がって守っていれば良いわけではなくて、そのなかで、どこが怖いのか、どこを使われてはダメなのか。その把握力が大事です。
今回の失点は良い経験として、今後に向けて修正してほしいところですね。
東京五輪の初戦の対戦相手、南アフリカというチームは4-2-3-1でくるか4-3-3なのか分かりません。現状両方使いこなすチームなのですが、そういう部分も含めて、ピッチ上でいち早く把握するということが必要になってくると思います。

Jリーグ優勝クラブで活動していたアナリストの杉崎健氏。Twitter(https://twitter.com/suzakken)やオンラインサロン(https://community.camp-fire.jp/projects/view/356767)などでも活動中。
【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝
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杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
◇主な来歴
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ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
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2018年:ルヴァンカップ・準優勝
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