古巣マジョルカも関心
東京五輪に挑むU-24日本代表MF久保建英の去就について、スペイン紙『AS』が詳細にリポートしている。
20歳のレフティは、2019年6月にレアル・マドリーに加入すると、スペイン挑戦1年目はマジョルカ、昨シーズンはビジャレアルとヘタフェにレンタルと、ここまで2シーズンで3クラブでの武者修行を経験。新シーズンの動向が注目を集めるなか、『AS』は「クボは(マドリーに)フィットしない」と題し、EURO圏外3枠の観点から見立てをこう伝えている。
「クボは現実的には難しいとは思いながらも、マドリーに残るチャンスがあることを願っていた。(エデン・)アザール、ロドリゴ、(マルコ・)アセンシオ、ヴィニシウス(・ジュニオール)のいずれもが説得力を発揮できなかったシーズンを経て、ロス・ブランコスの攻撃における戦いはこれまで以上に開かれたものになっているからだ。
しかし、彼がEU圏外の選手であることは、マドリーにとっては問題である。すでに枠はいっぱいで、(ガレス・)ベイルの影響で誰も入れるスペースがないという危機に陥っているのだ。今までEUのプレイヤーだったイギリス人は、ブレグジット(EU離脱)によって非EUのプレイヤーになった。
今のところマドリーには(エデル・)ミリトン、ロドリゴ、ヴィニシウス、ベイルの4人の非EU選手が在籍。ヴィニシウスは帰化の手続きをしているが、パンデミックの影響で手続きが遅れており、これから始まるシーズンに二重国籍を取得することは厳しい。この条件では、クボのメンバー入りは不可能だ」
20歳のレフティは、2019年6月にレアル・マドリーに加入すると、スペイン挑戦1年目はマジョルカ、昨シーズンはビジャレアルとヘタフェにレンタルと、ここまで2シーズンで3クラブでの武者修行を経験。新シーズンの動向が注目を集めるなか、『AS』は「クボは(マドリーに)フィットしない」と題し、EURO圏外3枠の観点から見立てをこう伝えている。
「クボは現実的には難しいとは思いながらも、マドリーに残るチャンスがあることを願っていた。(エデン・)アザール、ロドリゴ、(マルコ・)アセンシオ、ヴィニシウス(・ジュニオール)のいずれもが説得力を発揮できなかったシーズンを経て、ロス・ブランコスの攻撃における戦いはこれまで以上に開かれたものになっているからだ。
しかし、彼がEU圏外の選手であることは、マドリーにとっては問題である。すでに枠はいっぱいで、(ガレス・)ベイルの影響で誰も入れるスペースがないという危機に陥っているのだ。今までEUのプレイヤーだったイギリス人は、ブレグジット(EU離脱)によって非EUのプレイヤーになった。
今のところマドリーには(エデル・)ミリトン、ロドリゴ、ヴィニシウス、ベイルの4人の非EU選手が在籍。ヴィニシウスは帰化の手続きをしているが、パンデミックの影響で手続きが遅れており、これから始まるシーズンに二重国籍を取得することは厳しい。この条件では、クボのメンバー入りは不可能だ」
同紙は新天地候補にも言及。現状では昨シーズン5位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグの出場権も獲得したレアル・ソシエダが有力と明かしている。
「クボは今シーズン、スペインや海外へのレンタル移籍の選択肢が多数ある。2シーズン前にマジョルカにレンタル移籍した際、彼は輝きを放ち、非常に良いイメージを残したため、現在、マジョルカも再レンタルを依頼する可能性を検討しているという。ただ、リードしているのはレアル・ソシエダだ。日本人の資質に合ったサッカー感覚を持ち、若手に主役の座を与える文化を持つソシエダを、彼にとって良いチームだとマドリーも考えている」
ラ・リーガは東京五輪の決勝の1週間後に開幕。日本の“至宝”は、プレシーズンの代わりに世界の注目する檜舞台で強烈なインパクトを残し、序列を上げることはできるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【PHOTO】日本の至宝・久保建英の輝き続ける活躍を厳選ギャラリーでお届け!2017~2020
「クボは今シーズン、スペインや海外へのレンタル移籍の選択肢が多数ある。2シーズン前にマジョルカにレンタル移籍した際、彼は輝きを放ち、非常に良いイメージを残したため、現在、マジョルカも再レンタルを依頼する可能性を検討しているという。ただ、リードしているのはレアル・ソシエダだ。日本人の資質に合ったサッカー感覚を持ち、若手に主役の座を与える文化を持つソシエダを、彼にとって良いチームだとマドリーも考えている」
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構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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