2012年・ロンドン五輪――3位決定戦で涙。永井のカウンターが炸裂し、吉田と徳永のオーバーエイジが守備を引き締める。

ロンドン五輪の基本布陣/永井や大津のカウンターが冴え渡った。主将も務めた吉田はチームを上手く統率し、エジプト戦では価値ある2点目のゴールを決めた。※赤字はオーバーエイジ

徳永は計算の立つ存在として、両サイドバックで重宝された。(C)Getty Images
2012 年ロンドン五輪――4位
五輪2次予選から失点が目立っていたため、関塚監督は早い段階で守備陣のオーバーエイジ活用を決断する。日本協会を通じて、VVVの吉田を第一候補に、両SBとCBをこなせる徳永にも打診をする。上手く交渉が進めば吉田と徳永、最悪でも徳永は確保しようと、結果的にふたりの招集に成功した。
一方、GK林は“権田の控え”としてメンバー入りする予定だったものの、清水側から「ベンチだと初めから分かっていて、Jリーグ6試合を欠場させられない」と反発を招いた。そのためバックアップでの登録に落ち着いた。
本大会では、初戦で優勝候補のスペインを撃破し勢いに乗った。それでも最後はメダルを懸けた2試合を落として、結局4位に……。オーバーエイジ3枠をフル活用しなかったのは、日本を含め3チームのみだった。
▼2012年 ロンドン五輪メンバーリスト
監督/関塚 隆
コーチ/小倉 勉、武藤 覚
GKコーチ/藤原寿徳
フィジカルコーチ/里内 猛
▼選手リスト
POS 背番号 選手(当時の所属)
五輪成績(試合・得点)/A代表歴(試合・得点)
GK 1 権田修一 (FC東京)
6・0/3・0
GK 18 安藤駿介(川崎)
0・0/―
DF 2 徳永悠平(FC東京) ★OA
5・0/9・0
DF 4 酒井宏樹(ハノーファー(GER))
3・0/7・0
DF ⑤ 吉田麻也(VVV(HOL)) ★OA
6・1/63・7
DF 8 山村和也(鹿島)
3・0/1・0
DF 12 酒井高徳(シュツットガルト(GER))
4・0/26・0
DF 13 鈴木大輔(新潟)
6・0/2・0
MF 3 扇原貴宏(C大阪)
5・0/1・0
MF 6 村松大輔(清水)
1・0/―
MF 10 東 慶悟(大宮)
6・0/―
MF 14 宇佐美貴史 (ホッフェンハイム(GER))
4・0/14・2
MF 16 山口 蛍(C大阪)
6・0/25・1
MF 17 清武弘嗣(ニュルンベルク(GER))
6・0/35・2
FW 7 大津祐樹(ボルシアMG(GER))
6・3/2・0
FW 9 杉本健勇(東京V)
4・0/―
FW 11 永井謙佑 (名古屋)
6・2/6・0
FW 15 齋藤 学 (横浜)
5・0/5・1
▼A代表選出率/78%
A代表10試合以上/33%
▼バックアップメンバー
Pos. 選手名(当時の所属)
A代表歴(試合・得点)
GK 22 林 彰洋(清水) ★OA
0・0
DF 20 大岩一貴(千葉)
―
MF 21 米本拓司 (FC東京)
1・0
FW 19 山崎亮平(磐田)
―
ロンドン五輪の試合結果(7/26 ~8/10)
試合/対戦相手/スコア/得点者
GL①/スペイン/○1-0/大津
GL②/モロッコ/○1-0/永井
GL③/ホンジュラス/△0-0
準々決勝/エジプト/○3-0/永井、吉田、大津
準決勝/メキシコ/●1-3/大津
3位決定戦/韓国/●0-2
▼上位3チーム
順位 国名(オーバーエイジの人数)
優勝 メキシコ(3人)
準優勝 ブラジル(3人)
3位 韓国(3人)
※大会メモ/全チームがオーバーエイジを採用。上位陣は3枠すべてを埋めていた。
構成●塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
五輪2次予選から失点が目立っていたため、関塚監督は早い段階で守備陣のオーバーエイジ活用を決断する。日本協会を通じて、VVVの吉田を第一候補に、両SBとCBをこなせる徳永にも打診をする。上手く交渉が進めば吉田と徳永、最悪でも徳永は確保しようと、結果的にふたりの招集に成功した。
一方、GK林は“権田の控え”としてメンバー入りする予定だったものの、清水側から「ベンチだと初めから分かっていて、Jリーグ6試合を欠場させられない」と反発を招いた。そのためバックアップでの登録に落ち着いた。
本大会では、初戦で優勝候補のスペインを撃破し勢いに乗った。それでも最後はメダルを懸けた2試合を落として、結局4位に……。オーバーエイジ3枠をフル活用しなかったのは、日本を含め3チームのみだった。
▼2012年 ロンドン五輪メンバーリスト
監督/関塚 隆
コーチ/小倉 勉、武藤 覚
GKコーチ/藤原寿徳
フィジカルコーチ/里内 猛
▼選手リスト
POS 背番号 選手(当時の所属)
五輪成績(試合・得点)/A代表歴(試合・得点)
GK 1 権田修一 (FC東京)
6・0/3・0
GK 18 安藤駿介(川崎)
0・0/―
DF 2 徳永悠平(FC東京) ★OA
5・0/9・0
DF 4 酒井宏樹(ハノーファー(GER))
3・0/7・0
DF ⑤ 吉田麻也(VVV(HOL)) ★OA
6・1/63・7
DF 8 山村和也(鹿島)
3・0/1・0
DF 12 酒井高徳(シュツットガルト(GER))
4・0/26・0
DF 13 鈴木大輔(新潟)
6・0/2・0
MF 3 扇原貴宏(C大阪)
5・0/1・0
MF 6 村松大輔(清水)
1・0/―
MF 10 東 慶悟(大宮)
6・0/―
MF 14 宇佐美貴史 (ホッフェンハイム(GER))
4・0/14・2
MF 16 山口 蛍(C大阪)
6・0/25・1
MF 17 清武弘嗣(ニュルンベルク(GER))
6・0/35・2
FW 7 大津祐樹(ボルシアMG(GER))
6・3/2・0
FW 9 杉本健勇(東京V)
4・0/―
FW 11 永井謙佑 (名古屋)
6・2/6・0
FW 15 齋藤 学 (横浜)
5・0/5・1
▼A代表選出率/78%
A代表10試合以上/33%
▼バックアップメンバー
Pos. 選手名(当時の所属)
A代表歴(試合・得点)
GK 22 林 彰洋(清水) ★OA
0・0
DF 20 大岩一貴(千葉)
―
MF 21 米本拓司 (FC東京)
1・0
FW 19 山崎亮平(磐田)
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ロンドン五輪の試合結果(7/26 ~8/10)
試合/対戦相手/スコア/得点者
GL①/スペイン/○1-0/大津
GL②/モロッコ/○1-0/永井
GL③/ホンジュラス/△0-0
準々決勝/エジプト/○3-0/永井、吉田、大津
準決勝/メキシコ/●1-3/大津
3位決定戦/韓国/●0-2
▼上位3チーム
順位 国名(オーバーエイジの人数)
優勝 メキシコ(3人)
準優勝 ブラジル(3人)
3位 韓国(3人)
※大会メモ/全チームがオーバーエイジを採用。上位陣は3枠すべてを埋めていた。
構成●塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)