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【岩本輝雄のオタクも納得!】ブラジル戦はむしろ惨敗でOK。本番ではビビらず強気な守備を

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年08月01日

すべての面において、素直に負けを認めるしかない。

スコアこそ0-2だったけど、開催国ブラジルとのテストマッチは惨敗。予想以上に力の差を見せつけられた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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[国際親善試合]ブラジル0-2日本/現地7月30日/セーハ・ドウラーダ・スタジアム
 
 惨敗以外の何物でもなかったね。日本になにが足りなかったとか、課題がどうこうというレベルではない。正直、ここまで力の差があるとは想像もしていなかった。
 
 しかも、CFのG・ジェブスや先制点を挙げたウイングのガブリエウ、アンカーのT・マイアらはまだ19歳という若さ。ネイマールだって、まだ万全のコンディションじゃない。それでも好きなようにプレーできていた。SBも中に入ってきてゲームメイクできる。タレント力や戦術など、すべての面において、素直に負けを認めるしかない。
 
 日本はコンパクトな陣形を保てていたとは思う。それでも、ブラジルは狭いスペースを見つけては、人もボールも入ってきて崩しにかかる。それでいて、確実にコントロールしながらも、パッとすぐに前を向く。基本的な技術がまるで違っていた。
 
 ワンツーも効果的で、簡単に局面を打開してくる。緩急をつけながら、出し手と受け手のタイミングがピタリと合っている。球際も強かった。ブラジルは特別に難しいことはしていなかったのに、特に前半の日本は防戦一方だった。
 
 あそこまで押し込まれたのは、相手をリスペクトし過ぎたというか、ブラジルを脅威に感じて、引きすぎてしまったのが原因だろう。あれだけ時間もスペースも与えてしまっては、押し返すのはかなり難しくなる。
 
 その結果、期待の興梠が前線で孤立してしまった。周りが守備に追われ、サポートに行けないから、いくら興梠でもあのシチュエーションでは潰されてしまうのは仕方がない。
 
 その他のオーバーエイジに関しては、藤春は自分のマークに手一杯で、周囲を助ける余裕がなかった。塩谷はCKで相手に競り負けて失点を招いている。彼らだけの問題ではないけど、興梠も含め、“助っ人”としての役割を果たせていなかった印象だ。
 
 唯一、良かったのはGKの中村だけ。1失点目は相手のシュートが植田に当たってコースが変わるアンラッキーな形だったし、2失点目もセットプレーからやられて対応が難しかった。でもそれ以外では、いくつものファインセーブを披露。前半で6点ぐらい入れられていてもおかしくない内容だったけど、大量失点を免れたのは、中村の奮闘があったからだと思う。
 
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