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【過去5大会の記録】中田英、中村俊、大久保、本田、清武…“反骨魂”リオ五輪代表は彼らを越えメダルに到達できるか?

カテゴリ:日本代表

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年08月04日

2008年北京五輪――楢﨑、大久保が“拒否”され、唯一決定した遠藤までも……。 奇襲は実らず、ノーインパクトで北京を去る。

北京五輪の基本布陣/大会直前に一気に顔触れが変わった。ただ本田、水本、西川らはU-20ワールドカップに続いて1勝も挙げられず、「勝てない世代」とまで揶揄された。

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本田はまったく良いところなく大会を去った。この時、彼が日本代表のエースになると、誰が予想していただろうか。(C)Getty Images

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2008年 北京五輪―グループリーグ敗退
 
 反町監督はオーバーエイジの人選を水面下で進め、まずバックアップ候補となることを含めて打診した名古屋の楢崎正剛に断られてしまう。さらに指揮官が直接内諾を得ていた神戸の大久保嘉人についても、古傷を理由に神戸から断固招集を拒否されてしまう。

 負の連鎖は続き、唯一快諾を得ていたG大阪の遠藤保仁が、五輪代表チームの合流直前にウイルス性感染症により離脱してしまう。結局、オーバーエイジなしで臨んだ本大会は3連敗。

 大会直前に大幅にメンバーを入れ替えて「五輪バージョン」のチームを作り、初戦で谷口をCFで起用する“奇襲”も見せたが上手く機能せず。わずか1点しか挙げられず、惨敗を喫した。

 オーバーエイジの交渉について、日本協会が反町監督に全権を委ねすぎたと言えた。もちろん、その時、岡崎、本田、香川、長友、内田らが日本代表と欧州のトップレベルまで駆け上がっていくとは、誰も予想していなかったが……。

▼2008年 北京五輪メンバーリスト
監督/反町康治
コーチ/江尻篤彦、井原正己
GKコーチ/川俣則幸
フィジカルコーチ/矢野由治
 
▼選手リスト
POS 背番号 選手(当時の所属)
五輪成績(試合・得点)/A代表歴(試合・得点)
 
GK 1 西川周作 (大分)
3・0/24・0
GK 18 山本海人(清水)
0・0/―
DF 3 吉田麻也(名古屋)
1・0/63・7
DF ④ 水本裕貴(京都)
3・0/7・0
DF 5 長友佑都(FC東京)
2・0/88・3
DF 6 森重真人(大分)
3・0/31・2
DF 7  内田篤人(鹿島)
2・0/74・2
DF 13 安田理大(G大阪)
1・0/7・1
MF 2 細貝 萌(浦和)
2・0/29・1
MF 8 本田圭佑(VVV(HOL))
3・0/80・35
MF 10 梶山陽平(FC東京)
3・0/―
MF 12 谷口博之 (川崎)
3・0/―
MF 14 香川真司(C大阪)
3・0/79・25
MF  16 本田拓也(清水)
2・0/2・0
FW 9 豊田陽平(山形)
3・1/8・1
FW 11 岡崎慎司(清水)
3・0/100・48
FW 15  森本貴幸 (カターニァ(ITA))
2・0/10・3
FW 17  李 忠成 (柏)
3・0/11・2
 
▼A代表選出率/83%
A代表10試合以上/61%
A代表20試合以上/50%
                                                                     
▼バックアップメンバー                                                           
Pos.  選手名(当時の所属)
A代表歴(試合・得点)
GK  林 彰洋(流経大)             
0・0
DF  青山直晃(清水)
0・0
MF  上田康太 (磐田)             

MF  梅崎 司(浦和)
1・0
                                                                     
北京五輪の試合結果(8/7 ~8/13)                                                                     
試合/対戦相手/スコア/得点者                 
GL①/アメリカ/●0-1/                    
GL②/ナイジェリア/●1-2/豊田                                  
GL③/オランダ/●0-1/
 
▼上位3チーム
順位 国名(オーバーエイジの人数)                                                       
優勝 アルゼンチン(3人)
準優勝  ナイジェリア (1人)
3位  ベルギー(2人)
※大会メモ/オーバーエイジ不採用は日本とコートジボワールのみ。「最強世代+最強助っ人」を揃えたアルゼンチン代表の強さが際立った。
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