浦和レッズでプロになった“早熟の天才”。28歳で現役を引退してからクラブ代表として辣腕を振るうまで

カテゴリ:Jリーグ

河野 正

2021年09月23日

クラブスローガンは『川越から世界へ』!

みずからジュニア年代の指導に当たる。指導と運営の両方に携わるこことで、気づかされる点も多いという。写真:河野正

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 指導と運営をこなす代表という立場になって、初めて気付いたことも多い。

 グラウンドレベルの様子は現役時から見たり、聞いたりして把握していたが、クラブ業務となるとなにも知らなかった。それがいまは、フロントの気持ちや苦労が分かるようになった。「クラブスタッフの仕事ぶりを知ると、どういう姿勢でサッカーと向き合えばいいのかが分かりますね」との言葉には説得力がある。

『川越から世界へ』がクラブのスローガンだ。千島は「うちから巣立った選手は協調性と自立心、柔軟なプレーと判断力でどのカテゴリーでも活躍してほしい」と願う。川越に育ててもらった40歳は、親鳥がひな鳥を温かく包み込むように地元の子どもたちを育てている。

(文中敬称略)

取材・文●河野 正

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