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「ずば抜けて上手い」究極のユーティリティ。中学時代の中山雄太はトップ下やGKも務めていた【東京五輪代表のルーツ探訪】

カテゴリ:日本代表

鈴木潤

2021年08月01日

「雄太みたいな選手はチームに絶対にいてほしい選手ですからね」

中学時代の集合写真。下段左から3番目にいる中山雄太は、自ら恩師に「中学時代の経験がベースになっています」と語っていたという。写真提供●根本清史

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 試合によってはCB以外にもトップ下やボランチを任された。複数のポジションができるユーティリティ性は、愛宕中から柏U-18、柏のトップチーム、そしてズヴォーレでプレーする今でも、まったく変わらない中山の特長である。

「今回、オリンピックのメンバーに入った理由も、ボランチだけではなく、SBやCBもできるというユーティリティ性が評価されたと思うんです。監督からすれば、雄太みたいな選手はチームに絶対にいてほしい選手ですからね」(下平)

 柏でプロサッカー選手のキャリアをスタートさせ、現在は海外へ活躍の場を移した中山は、帰国して根本と顔を合わせた際に「中学時代の経験がベースになっています」「僕はレイソルに行ってよかった」と自分が歩んできた道のりが間違っていなかったことを話していたという。

 かつて中山は、“柏U-18出身”という肩書から「僕はエリートと言われることがありますが、まったくエリートではありません」と言っていた。ごく普通の少年団、ごく普通の公立中学サッカー部出身という経歴が理由らしいが、そんな自身のキャリアをむしろ誇らしげに、満面の笑みを浮かべて話していた表情が実に印象的だった。

<文中敬称略>

取材・文●鈴木 潤(フリーライター)

※サッカーダイジェスト2021年7月22日号から一部を加筆修正して転載。

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