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「日本のサポーターは信じられない!」モナコ公室関係者のデュクリュエ氏は、なぜJリーグの虜になったのか【インタビュー】

カテゴリ:ワールド

フランソワ・ヴェルドネ(フランス『L’EQUIPE』紙記者)

2021年08月15日

「植田直通を発掘したのも私なんだ」

――現役の日本人選手のうち、リーグ・アンで見てみたいと思う選手はいますか?

「私に言わせれば、いま挙げた選手たちはみなリーグ・アンで戦えると思う。しかも彼らだけではない。私は鈴木優磨も、リーグ・アンで見てみたいね。ベルギーのシント=トロイデンでプレーしている選手だ。彼はフランスで何かいいものを実現できるかもしれない、と思っているんだ」

――54歳でもプレーし続けている世界最古参のプロ、三浦知良も知っていますか?

「もちろん! 世界的レジェンドだよ! 彼は日本のフットボール・カルチャーを語るにあたって避けて通れないビッグな存在だが、スポーツ面だけではなく大衆カルチャー面でも大切な存在なんだ。だって、『キャプテン翼』のストーリーにインスピレーションを与えた人だからね。

 日本に行けば、彼を知らずに看過するのは難しいほどだよ。いまでもかなり多くの広告に登場しているからね。プロフットボーラーとしての長寿ぶりが人々のリスペクトをますます強化しているが、パフォーマンスでも世界的リスペクトを勝ち取っている。ワールドフットボールのエムブレムとなっている人物だ」

 
――ところで、好きな日本のクラブはあるのでしょうか。

「その歴史や醸し出す雰囲気などから、気に入っているクラブは複数あるんだ。でも、もし選び出さねばならないとしたら、ガンバ大阪と鹿島アントラーズかな。出張するたび、いつもこの2クラブを見に行くのが楽しみなんだ。

 しかも素晴らしいスタジアムと、非常にいい育成センターを備えているんだよ。スタジアム周辺にいると、熱意やフィーバーもしっかり感じ取れるよ。歴史もとても豊かなんだ。私は歴史や遺産をつくってきたクラブを高く評価する。鹿島アントラーズの選手たちも大きく評価しているね。

 そもそも、植田直通を発掘したのも私でね、モナコの系列クラブであるセルクル・ブルージュにスカウトすることになった。彼はいまニーム・オランピックにいる。

 ガンバ大阪について言えば、こちらはやや特殊なストーリーになるかな。実は私の一番の親友は日本人でね、大阪の人なんだ。アメリカで学業を終えるときに知り合った。それで大阪にお邪魔することになって、大阪の2クラブを発見することになった。でもいろいろな経過からガンバの方に傾注していった。ガンバで働く何人かの人々に出会って、いいフィーリングを感じたからなんだ」
 
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