東京五輪を終えた久保建英の新天地が、ついに決定した。

　現地時間８月11日、ラ・リーガのマジョルカはレアル・マドリーから久保を１年間のレンタルで獲得したことを発表した。2019-20シーズン以来、２季ぶりの復帰となる。

　そのシーズン、チームは19位で降格したものの、後半戦には主力としてプレーした日本代表MFの復帰に、現地メディアも注目している。

【動画】「お帰りなさい、タケ！」久保がまさかの自転車で登場？ マジョルカのウェルカムムービー

　マジョルカの地元紙『Diario de Mallorca』は、「日本人選手は今朝、フアネダ病院で健康診断を受けた後、マジョルカのスタジアムに行き、移籍を完了した。今日の午後、クボはルイス・ガルシア・プラザ監督が見守るなか、チームメイトとのトレーニングセッションに参加する予定だ」と現状をレポート。そして、他にもオファーがあったと報じられるなか、マジョルカを選んだ理由を次のように伝えている。

「ニ度の難しい状況に直面した一年を終えた後、この選手は成長を続けるために再びマジョルカを選んだ。ビジャレアルとヘタフェでの苦い経験は、２年前にマジョルカで過ごしていた時とは対照的だった。ここでは、ピッチで重要な選手であり、この島で幸せだと感じていた。これらの２つのことが、日本人選手がマジョルカに戻りたいと考えた鍵だった」

　ラ・リーガ１年目で結果を残し、居心地の良さも感じていた古巣に復帰した久保。スペインでの３シーズン目は飛躍の年となるか。新たな挑戦が始まる――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介！