【連載・東京2020】神谷優太/後編「自分をさらに高めるために、チャレンジし続ける」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2019年08月01日

地道に努力していれば「絶対に大きなチャンスが来る」

トゥーロン国際大会では準優勝。個々の能力の差を痛感した。(C)Getty Images

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――惜しくも決勝で敗れて準優勝に終わりましたが、ファイナルの相手はブラジルという世界の強国でした。
「ブラジル戦でも、準決勝のメキシコ戦でも、『これが世界か』って改めて感じましたね」
 
――どういうところに世界との差を感じましたか?
「個々の能力ですね。愛媛ではもちろん、日本サッカー界全体で考えても、“チームで勝とう”っていうのは大事だとは思いますけど、もう2ランクぐらい上げるなら、やっぱり個の能力かなと。攻撃でも守備でも、ちょっとレベルが違うと感じました。世界のレベルに近づくためには、もっと個々の能力を上げないと」
 
――個々の差を埋めるためには何をしていくべきか?
「チャレンジ、ですね。誤解を恐れずに言えば、チャレンジして失敗しても、そこから学ぶことはあるはずなので。成功することだってある。結局、ビビッて何もせず、ちょっと結果を残すだけでいいなら、たぶん並大抵か、それ以下の選手にしかなれない。どんどんチャレンジしていくことが大事。ここ最近、自分の中でそのチャレンジを忘れかけていた部分もあったので。まだ若いし、まだまだチャレンジしていきたい。そうしないと、何も始まりませんから」
 
――神谷選手は今、22歳で、確かにまだ若いとは思いますけど、同年代や年下の選手がA代表で活躍したり、欧州移籍を叶えたりしていて、その点で焦りはありますか?
「うーん、まあ、(久保)建英も、(堂安)律も、トミ(冨安健洋)も、一歩二歩ぐらいは先に行っちゃっているので。凄いとは思いますけど、別に焦りとかはそんなにないですね。もちろん、自分が25歳とか26歳になったらヤバいとなるかもしれないけど、今のところは全然、焦ってはいないかな。なんかこう、足りないものをひとつずつちゃんと積み重ねていって、結果を残していたら、絶対に大きなチャンスが来ると思う。だから、焦ってもしょうがない。地道に努力していくしかないですね」
 
取材・文●広島由寛、多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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