「現時点では本大会のメンバーに入るかはギリギリ」
――トゥーロン国際のチームはすごく良い雰囲気でした。コパ・アメリカに参加できなかったメンバーで組まれたチームだったということで、悔しさもあった?
「少なからず感じていました。コパ・アメリカが中心で、トゥーロンに出ているのは東京五輪世代のBチームみたいな言われ方をされて、メディアの注目もコパ・アメリカのほうに引っ張られていました。じゃあトゥーロンがもっと取り上げられるに、僕らが何をしなきゃいけないかって考えたら、やっぱり結果を出し続けないといけないと思った。みんなもそうだったんじゃないかな」
――日本の選手からは、熱さが感じ取れました。
「ギラギラ感をみんな持っていました。第1戦(イングランド戦)の前の紅白戦で僕はレギュラー組には入れず、同じサブ組だった(三笘)薫とか(岩崎)悠人と話して、絶対にスタメン組に勝ってやろうと。チリ戦で出番がきた時にも、絶対にここで実力を見せつけてレギュラーを勝ち獲ってやろうって意気込んでいました。多分その熱意がチーム全体にも浸透したんだと思う。今度はサブになった選手が、出るために奮起した。そういう競争がありました。良いチームというのをピッチ上で表現できたと思います」
「少なからず感じていました。コパ・アメリカが中心で、トゥーロンに出ているのは東京五輪世代のBチームみたいな言われ方をされて、メディアの注目もコパ・アメリカのほうに引っ張られていました。じゃあトゥーロンがもっと取り上げられるに、僕らが何をしなきゃいけないかって考えたら、やっぱり結果を出し続けないといけないと思った。みんなもそうだったんじゃないかな」
――日本の選手からは、熱さが感じ取れました。
「ギラギラ感をみんな持っていました。第1戦(イングランド戦)の前の紅白戦で僕はレギュラー組には入れず、同じサブ組だった(三笘)薫とか(岩崎)悠人と話して、絶対にスタメン組に勝ってやろうと。チリ戦で出番がきた時にも、絶対にここで実力を見せつけてレギュラーを勝ち獲ってやろうって意気込んでいました。多分その熱意がチーム全体にも浸透したんだと思う。今度はサブになった選手が、出るために奮起した。そういう競争がありました。良いチームというのをピッチ上で表現できたと思います」
――国際大会で決勝に出られた経験は、今後活きてくるはずです。
「世代は違えど、あのブラジルと決勝でできる経験なんて、ほとんどない。A代表で言えば、ワールドカップやコパ・アメリカで勝ち抜かないと体験できないじゃないですか。滅多にできない経験は必ず活きると思うし、つなげるかつなげないかは自分次第だなと思います」
――大学から選ばれている上田(綺世)選手とか三笘選手など、同じ大学生で選ばれる人をどう見ていますか?
「やっぱり意識してしまう存在ですよね。綺世も薫もうまいし、絶対に負けられないなって。綺世や薫が選ばれて、僕が代表に選ばれなかった時もありましたけど、その悔しさは本当に尋常ではないです。チームは違うけど、常に刺激をもらっています」
――最後に改めて東京五輪に意気込みを訊かせてください。
「現時点では本大会のメンバーに入るかはギリギリだと思う。ここからメンバー入りするためには、日々の積み重ねが大事になる。急には上手くならないので、一日一日を大切に過ごさないと。そうした先に五輪が見えてくるはずです」
PROFILE
旗手怜央/はたて・れお/1997年11月21日生まれ、三重県出身。172㌢・70㌔。FC四日市ジュニア―FC四日市―静岡学園高―順天堂大(2020年川崎加入内定)。高校時代には2年次の全国選手権に出場し、チームのベスト8進出に貢献。10番を背負った3年次には全国大会には出場できなかったものの、高校卒業後に順天堂大に入学した。1年次に関東大学サッカーリーグで9ゴールを決めて新人王に輝くと、2年次には全日本大学選抜や世代別代表にも選ばれるようになる。3年次には複数のJクラブの練習に参加し、2020年の川崎への入団が内定した。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
「世代は違えど、あのブラジルと決勝でできる経験なんて、ほとんどない。A代表で言えば、ワールドカップやコパ・アメリカで勝ち抜かないと体験できないじゃないですか。滅多にできない経験は必ず活きると思うし、つなげるかつなげないかは自分次第だなと思います」
――大学から選ばれている上田(綺世)選手とか三笘選手など、同じ大学生で選ばれる人をどう見ていますか?
「やっぱり意識してしまう存在ですよね。綺世も薫もうまいし、絶対に負けられないなって。綺世や薫が選ばれて、僕が代表に選ばれなかった時もありましたけど、その悔しさは本当に尋常ではないです。チームは違うけど、常に刺激をもらっています」
――最後に改めて東京五輪に意気込みを訊かせてください。
「現時点では本大会のメンバーに入るかはギリギリだと思う。ここからメンバー入りするためには、日々の積み重ねが大事になる。急には上手くならないので、一日一日を大切に過ごさないと。そうした先に五輪が見えてくるはずです」
PROFILE
旗手怜央/はたて・れお/1997年11月21日生まれ、三重県出身。172㌢・70㌔。FC四日市ジュニア―FC四日市―静岡学園高―順天堂大(2020年川崎加入内定)。高校時代には2年次の全国選手権に出場し、チームのベスト8進出に貢献。10番を背負った3年次には全国大会には出場できなかったものの、高校卒業後に順天堂大に入学した。1年次に関東大学サッカーリーグで9ゴールを決めて新人王に輝くと、2年次には全日本大学選抜や世代別代表にも選ばれるようになる。3年次には複数のJクラブの練習に参加し、2020年の川崎への入団が内定した。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)