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「高校時代サッカー部」から箱根駅伝優勝、MGC獲得!“異色のランナー”山本浩之の知られざるシンデレラストーリー

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年04月02日

小野伸二との思いがけない遭遇。

目標はMGCでの東京オリンピック出場権獲得。“異色のランナー”の挑戦は続く。(C)Kenta.Onoguchi

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 32歳。いまやチーム最年長になった。埼玉県出身で同学年にはあの川内優輝がいる。お互いに高校時代は無名の存在。それが30代に突入してなお、ともに第一線で競技を続けている。

 こんな質問をしてみた。サッカーを経験したことは、陸上の競技生活でプラスになったのか。

「柔軟性はあるほうですね。長距離は同じ動きばかりをするので、身体が硬い人が多いんです。あとは食事ですね。ずっと陸上をやってきた人は、身体が華奢で、食が細い人が多い。僕は40キロ走った後でも食べられますから」

 さらに、ユベントスのトレーニングを動画で発見し、練習に取り入れたりもしているという。長距離走の選手は一般的に“横の動き”が得意ではないそうだが、苦にしないのもサッカー効果だ。
 
 思いがけない“出会い”もあった。日本のトップアスリートがリハビリなどを行なう施設であの小野伸二に遭遇したのだ。少年時代、スタンドから声援を送っていた元日本代表MFの姿を見て、「感慨深いものがありました。サッカーでは雲の上の存在でしたが、競技は違うとはいえ、アスリートとして同じ場所にいられるってことが」

 ただ、こう付け加えた。「でも、小野選手は日本代表として戦っていた人。僕はまだ一度も日本代表に選ばれたことはありませんから。そこはまったく違います」

 17年の世界選手権では、惜しくも補欠で代表を逃した。3人の代表の中には川内がいた。

「目標はもちろん9月のMGCで2位以内に入り、東京オリンピックの代表に入ることです」

 15年前、同年代のランナーが都大路を駆け抜けていた頃、ボールを蹴っていた男が、東京五輪出場を懸けた大レースに挑む。

 シンデレラストーリーは、まだ終わらない。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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