「来年が勝負になる」。視線の先に見据えるのは──
U-23で一緒にプレーをした仲の良いチームメイトは「おまえ、本当に上手いよ。今度は絶対にトップチームでやろうな」と言ってプロ契約を果たした。そこは決してゴールではないが、1日で世界が一変する可能性を秘めた場所でもある。
初めてのシーズンオフに癌を患った高校時代のチームメイトを見舞った。
「おまえなら絶対にプロになれるよ。オレはアンプティサッカー(上肢、下肢を失った障害者が対象)で日本代表を目ざすから」
そう話した友が3日後に息を引き取った。
「アイツの分まで頑張る」
19歳の誕生日を前に島村は誓った。
「高校時代にもFC東京をはじめ、同年代の強豪チームとも試合を重ねてきましたが、敵わないと思った相手には遭遇したことがありませんでした。そしてここには明らかにそれ以上の選手たちがいて、僕も負けずにしっかりプレーできています。まずはニューウェルスのトップでピッチに立ちたい。そのためにも来年が勝負になると思います」
その先のロードマップには、日本代表や欧州進出が描かれている。
取材・文●加部究(スポーツライター)
初めてのシーズンオフに癌を患った高校時代のチームメイトを見舞った。
「おまえなら絶対にプロになれるよ。オレはアンプティサッカー(上肢、下肢を失った障害者が対象)で日本代表を目ざすから」
そう話した友が3日後に息を引き取った。
「アイツの分まで頑張る」
19歳の誕生日を前に島村は誓った。
「高校時代にもFC東京をはじめ、同年代の強豪チームとも試合を重ねてきましたが、敵わないと思った相手には遭遇したことがありませんでした。そしてここには明らかにそれ以上の選手たちがいて、僕も負けずにしっかりプレーできています。まずはニューウェルスのトップでピッチに立ちたい。そのためにも来年が勝負になると思います」
その先のロードマップには、日本代表や欧州進出が描かれている。
取材・文●加部究(スポーツライター)