良い頃の姿を大舞台で披露した天才アタッカー
MF
17 ユーリ・ティーレマンス 7
ベルギーの未来を背負う大器が、世界の檜舞台で初先発。挨拶代わりの強烈なミドルでスムーズに試合に入ると、強固な身体と優れた技術で中盤の主役に。タイミング良くフリーになってボールを受けては、積極的に攻め上がり、ヤヌザイの得点をアシストするなど、決定的な仕事も果たした。
19 ムサ・デンベレ 6.5
守備時にはハードにチャレンジし、攻撃時には独特の間合いのドリブルやパスで局面を進めた。研ぎ澄まされた予測能力で危険を察知し、見事なカバーリングやインターセプトも披露。
22 ナセル・シャドリ 6.5
力強さとテクニック、ハードかつクリーンな守備。時に内側のレーンから攻撃に参加し、ヤヌザイと良好なコンビネーションを披露。相手の狙いをずらすようなボールタッチと瞬間的なスピードで、狭いスペースでも違いを見せた。
16 トルガン・アザール 7.5
不慣れなはずの左ウイングバックも、持ち前のセンスでうまくこなした。ロフタス=チークやアレクサンダー=アーノルドの侵入に目を光らせ、ボールを奪った後は抜群の推進力で左サイドを何度も駆け上がり、チャンスを創出。セットプレーのキック精度も高かった。
17 ユーリ・ティーレマンス 7
ベルギーの未来を背負う大器が、世界の檜舞台で初先発。挨拶代わりの強烈なミドルでスムーズに試合に入ると、強固な身体と優れた技術で中盤の主役に。タイミング良くフリーになってボールを受けては、積極的に攻め上がり、ヤヌザイの得点をアシストするなど、決定的な仕事も果たした。
19 ムサ・デンベレ 6.5
守備時にはハードにチャレンジし、攻撃時には独特の間合いのドリブルやパスで局面を進めた。研ぎ澄まされた予測能力で危険を察知し、見事なカバーリングやインターセプトも披露。
22 ナセル・シャドリ 6.5
力強さとテクニック、ハードかつクリーンな守備。時に内側のレーンから攻撃に参加し、ヤヌザイと良好なコンビネーションを披露。相手の狙いをずらすようなボールタッチと瞬間的なスピードで、狭いスペースでも違いを見せた。
16 トルガン・アザール 7.5
不慣れなはずの左ウイングバックも、持ち前のセンスでうまくこなした。ロフタス=チークやアレクサンダー=アーノルドの侵入に目を光らせ、ボールを奪った後は抜群の推進力で左サイドを何度も駆け上がり、チャンスを創出。セットプレーのキック精度も高かった。
FW
☆MAN OF THE MATCH
18 アドナン・ヤヌザイ 8(86分OUT)
伸び悩んでいた天才アタッカーがバスクの地で復調し、良い頃の姿を至高の舞台で披露した。誘うようなドリブルで相手を惑わせ、クロスもシュートも鋭利。軽やかなステップでローズをかわし、次の瞬間に左足のカーリングショットで、左のトップコーナーを撃ち抜いた。
8 マルアン・フェライニ 7.5
試合開始から激しく動き回り、コンディションの良さを印象づけた。圧巻の空中戦での強さはいつも通りで、高いモチベーションを感じさせるシャープな姿は、クラブでのそれとは見違えるものだった。2列目の左が開始点ながら、降りてボールを捌いたり、逆サイドで守備に加担したりも。終盤には水際のブロックまでこなした。
21 ミチ・バチュアイ 5.5
元々、ポストプレーヤーというよりもフィニッシャーで、基準点としてはいまひとつ。素早い仕掛けから積極的にシュートを放つこともあったが、時間の経過とともに存在感が薄くなっていった印象だ。
交代選手
DF
4 バンサン・コンパニ 6.5(74分IN)
負傷明けのキャプテンが今大会初出場。最終ラインの中央に入ると、周囲に絶大な影響力を放ち、ボールもチームメイトもさらに落ち着いた。このまま何事もなく復帰すれば、いよいよベルギーに死角はなくなる。
FW
14 ドリース・メルテンス ―(86分IN)
殊勲のヤヌザイに代わって、終盤に投入された。短い時間のなかでも、T・アザールが口火を切ったカウンターからティーレマンスを経由して、芯を捉える強いシュートを放った。
監督
ロベルト・マルティネス 7
大会が始まるまでは、優れた個々を活かし切れていないという批判も受けてきたが、きっちりと機能性の高いチームに仕上げてきた。初めの2試合は明らかな格下が相手だったため、それほど参考にはならなかったものの、最初のテストで満点に近い回答。ウイングとウイングバックの関係に独自性が表われ、不慣れなポジションの選手からも的確な指示で力を存分に引き出した。フィールドプレーヤーで唯一ボヤタを先発させたのは、元は控えのCBに自信を深めさせる意味合いがあったのでは?
※MAN OF THE MATCH=当ウェブが選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
採点・文:井川 洋一