マニュアルがあるからバルサは強い!育成のキーマンが明かす日本と欧州の決定的な”違い”【浜田満×岩政大樹#1】

カテゴリ:連載・コラム

岩政大樹

2017年12月25日

バルセロナはメソッド化された基本的な動き方を6歳からやっている。

バルセロナのトップチームの強さは、育成年代からの一貫した指導によるものだという。(C)Getty Images

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岩政 文化の違いは、サッカーにも現われますよね?
 
浜田 サッカーで言えば、バルサってすごくマニュアル化されているんですよ。それをメソッドと呼んでいるんですが、サイドバックがボールを持ったら、遠いほうのボランチが近寄ってきて近くのボランチが離れる。こういう基本的な動き方を6歳からやっています。でも、サッカーは状況によって変わりますよね。その時は応用が必要になるんですが、バルサの人たちは最終的に答えが一緒になればいいと考えます。つまり、過程は自由なんです。
 
 この考え方は仕事でも同じです。日本はトイレ掃除担当がいたら、その人がやらなきゃいけない。でも、バルサはトイレ掃除の責任者はいるけど、別の人が掃除してもいいんです。ただ、できていなかったら責任者が責任を取る。そういう形で全部決まっています。最終目的が達成されれば、仮定や方法は任せる。それがバルサの、カタルーニャのやり方です。

<<第2回『日本の育成で失われる3年間…欧州で最も重視される中学年代が”抜け落ちている”理由とは?』は26日17時公開予定>>

【プロフィール】
浜田満(はまだ・みつる)/1975年、奈良県出身。株式会社Amazing Sports Lab Japan代表取締役。関西外国語大学卒業後、メーカー、商社、大使館勤務等、3回の転職を経て、欧州サッカークラブのマーチャンダイジングライセンスビジネスに携わる。2004年6月、FCバルセロナソシオの日本公式代理店として独立。現在は、FCバルセロナキャンプ、FCバルセロナスクール、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジのプロデュース、コンサルティングなどを行なっている。
 
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
 
 

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