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マニュアルがあるからバルサは強い!育成のキーマンが明かす日本と欧州の決定的な”違い”【浜田満×岩政大樹#1】

カテゴリ:連載・コラム

岩政大樹

2017年12月25日

久保建英との出会いが大きなきっかけに。

バルセロナキャンプで発掘された久保の成長のスピードは驚異的だったという。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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浜田 久保建英選手との出会いが大きかったです。彼の成長には、本人の努力はもちろん、ご両親、バルサ、トレーナーの力などいろいろありました。そのなかで、どんなアプローチをすると成長のスピードが上がるのかが見えてきたんです。
 
 ただ、日本サッカーは久保建英選手で終わるわけではありません。彼も引退する時が来ますし、日本サッカーが継続的に成長していくには、どんどん久保選手のような人材が生まれてくるような土壌を作りたいと思いました。土壌を作るには試していかなければいけない。試すために1回1回お金を取っていたら成立しないので、スペイン人コーチが行なう個別トレーニングなどの経費を会社で持つ形で始めました。
 
岩政 サービスを提供するために、会社として予算を取っていると?
 
浜田 そうです。バルセロナキャンプやワールドチャレンジ、チームの海外遠征など、会社で事業として行なっている案件から育成予算として一定の費用をプールし、その予算をスペイン人コーチのトレーニングの費用にあてたり、メンタルコーチ招聘の際に、会社の選手育成予算として出します。プロクラブの予算はトップチームからユースチーム、ジュニアユースと下に下がるにつれて下がっていくのが普通です。でも、私は下のほう、育成に予算を付けたほうが良いと思ったので会社として始めました。
 
岩政 バルサをはじめ、スペインなど欧州の子どもたちをたくさん見られてきたと思いますが、日本との違いは感じますか?
 
浜田 はい、文化的な部分はかなり感じますね。日本は先生に質問されたら正解を言わなければいけないと思っていて、間違ったら落ち込んでしまう。スペイン人は間違うことを何とも思いません。日本は恥の文化なので仕方ないですが、そうなっているから、なかなかトライができないんです。
 
岩政 文化は人間のベースの部分ですからね。欧州のやり方を日本に持ち込んでも上手くいかない時もあるのでは?
 
浜田 あります。 「日本の文化を変えましょう」は相当難しい。国としては永遠に変わらないと思います。ただ、グループやチーム単位なら変えられます。今はその段階です。日本は成功したものをまねる傾向があるので、ダントツに成功するやり方を構築し、それが周りに影響を与えるような状態を作りたいと思っているんです。
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