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【金田喜稔のリオ五輪総括】乏しかった指揮官の「発想力」。東京五輪に向け、育成年代の監督の“スタンス”が課題に

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年08月11日

育成年代の指導者はどうあるべきか? このリオ五輪の結果を受けて、今一度、検証する時期。4年後の東京五輪に向けた、重要な課題のひとつに。

サポーターにあいさつをする選手たち。指揮官が「負けてはいけない」というマインドを強調しすぎたため、自信を付けらなかったのではないか。写真:JMPA/小倉直樹

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  加えて、育成年代の指導者はどうあるべきか? このリオ五輪の結果を受けて、今一度、検証する時期に来ているのかもしれない。それは4年後の東京五輪に向けた、重要な課題のひとつになると思う。日本サッカー協会の田嶋会長は育成畑の出身。その点に関しても、手腕を発揮してもらいたい。
 
 もちろん、誰よりも悔しい想いをしているのは、リオ五輪に臨んだ18人の選手たちだ。彼らが目指すのは、A代表定着であり、2018年のロシア・ワールドカップ。そのためには、なによりもまず、自分の所属チームで結果を残し、貢献しないといけない。
 
 守備面で健闘した遠藤、CBの植田、貴重なチャンスを生かした浅野、大島、南野、試合には出られなかったがポテンシャルのある岩波、そしてクラブの事情により大会直前に大会不参加になった久保……彼らがA代表の主力を脅かせなければ、A代表のレベルアップ、さらには日本サッカーの底上げはできない。
 
 それに、リオ五輪には出場できなかったものの、この世代や下には楽しみな逸材が数多くいる。彼らが飛躍していくために、まず尊重して大切にすべききなのは独自の発想であり、発想の転換力。それぞれのチームでそういった感覚を研ぎ澄ましながら、確かな自信を掴み、限界を自分で設けずに突き抜けていってほしいと思う。
 

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