浦和――MOMは決勝ゴールの武藤。ヒールパスでアシストした李は「背中に目がついていたとしか思えない」。
MF
9 武藤雄樹 7 (66分OUT)
それまでなかなか良い形で攻撃に絡めずにいたが、値千金の先制弾。李からのパスをしっかり読んで、右足のサイドキックで正確にコントロールしたショットを叩き込んだ。浦和の背番号9が等々力で強烈に輝き、ゴール裏を真っ赤に染めたサポーターに歓喜をもたらした。「きれいに流し込めた嬉しいゴール。前線3人の距離間がいい。だからワンタッチでいいプレーができている」と語った。
10 柏木陽介 6
序盤は守備で後手を踏んだが、相手の嫌がるポジションでボールを受けて攻撃をリード。開始7分に左サイドで得たFKのチャンス、GKとDFの間のピンポイントの位置にほぼ狙いどおりに蹴り込む(興梠が合わせきれず)。後半、川崎の選手を弾き飛ばすなど、球際での強さでも相手を上回った。さらにチャンスに絡みたかった。本人も「今日はみんなに助けられた。みんなの攻守の切り替えが早く、上手く守備でも集中できていた」と話した。
20 李 忠成 6.5
ゴールに向かって動きながら、完璧なヒールパスで武藤のゴールをアシスト。背中に目がついていたとしか思えない。プレッシング、ボールキープ、プレスとプレーの質が高く、充実ぶりが感じられた。
22 阿部勇樹 7
川崎のカウンターの芽をことごとく摘んでいった。20分の小林へのフィードブロック、89分のプレーを一旦止めるシュートなど、勝利への執念を剥き出しにした。交代出場した駒井にすぐさまアドバイスを送るなど、主将としての責務もこなした。
3 宇賀神友弥 6 (76 分 OUT)
エウシーニョ相手に主導権を握って、伸び伸びとプレー。両足のキックからチャンスを作る。ただ、23分のカウンターなど、チャンスでボールを持ちすぎた印象もあった。運動量が落ちたところで、途中交代に。
FW
30 興梠慎三 5.5
29分のポスト直撃のミドル、5分のGKに弾き出されたシュートなどは、チームに流れをもたらす好プレーだった。ただし、51分に完璧に崩した場面で、右足を振り抜きバーを叩いてしまったショットは、やはり決め切らなければならなかった。
交代出場
MF
7 梅崎 司 6 (66 分 IN)
武藤の務めたシャドーに入り、高木投入後は左ウイングバックに入る。フォアチェックで最終ラインに縦パスを入れさせなかった。26分に見せたプレッシングは後々、エドゥアルドを押し下げることにつながった。
MF
13高木俊幸 ― (76分IN)
シャドーに入り、ゴールを狙う姿勢を見せ続けて、川崎の最終ラインを牽制。決定的なチャンスは訪れなかったものの、相手の反撃しようとする意思を削いだ。
MF
18 駒井善成 ― (86分IN)
足をつった関根と交代して、試合終了間際に右ウイングバックに入る。持ち前のドリブルで敵陣に進入し、川崎を「間延び」させた。今後へ可能性を感じさせる躍動感溢れるプレーを披露した。
監督
ペトロヴィッチ 7
後半開始早々にイエローカードを受けた関根を、試合終了間際まで使い続けたところに『攻め貫く』という哲学と信念が感じられた。狙いどおり主導権を握り続けて川崎を押し切ったことで、ミシャスタイルはまた新たな領域へと突入していきそうだ。
川崎=取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
浦和=取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
9 武藤雄樹 7 (66分OUT)
それまでなかなか良い形で攻撃に絡めずにいたが、値千金の先制弾。李からのパスをしっかり読んで、右足のサイドキックで正確にコントロールしたショットを叩き込んだ。浦和の背番号9が等々力で強烈に輝き、ゴール裏を真っ赤に染めたサポーターに歓喜をもたらした。「きれいに流し込めた嬉しいゴール。前線3人の距離間がいい。だからワンタッチでいいプレーができている」と語った。
10 柏木陽介 6
序盤は守備で後手を踏んだが、相手の嫌がるポジションでボールを受けて攻撃をリード。開始7分に左サイドで得たFKのチャンス、GKとDFの間のピンポイントの位置にほぼ狙いどおりに蹴り込む(興梠が合わせきれず)。後半、川崎の選手を弾き飛ばすなど、球際での強さでも相手を上回った。さらにチャンスに絡みたかった。本人も「今日はみんなに助けられた。みんなの攻守の切り替えが早く、上手く守備でも集中できていた」と話した。
20 李 忠成 6.5
ゴールに向かって動きながら、完璧なヒールパスで武藤のゴールをアシスト。背中に目がついていたとしか思えない。プレッシング、ボールキープ、プレスとプレーの質が高く、充実ぶりが感じられた。
22 阿部勇樹 7
川崎のカウンターの芽をことごとく摘んでいった。20分の小林へのフィードブロック、89分のプレーを一旦止めるシュートなど、勝利への執念を剥き出しにした。交代出場した駒井にすぐさまアドバイスを送るなど、主将としての責務もこなした。
3 宇賀神友弥 6 (76 分 OUT)
エウシーニョ相手に主導権を握って、伸び伸びとプレー。両足のキックからチャンスを作る。ただ、23分のカウンターなど、チャンスでボールを持ちすぎた印象もあった。運動量が落ちたところで、途中交代に。
FW
30 興梠慎三 5.5
29分のポスト直撃のミドル、5分のGKに弾き出されたシュートなどは、チームに流れをもたらす好プレーだった。ただし、51分に完璧に崩した場面で、右足を振り抜きバーを叩いてしまったショットは、やはり決め切らなければならなかった。
交代出場
MF
7 梅崎 司 6 (66 分 IN)
武藤の務めたシャドーに入り、高木投入後は左ウイングバックに入る。フォアチェックで最終ラインに縦パスを入れさせなかった。26分に見せたプレッシングは後々、エドゥアルドを押し下げることにつながった。
MF
13高木俊幸 ― (76分IN)
シャドーに入り、ゴールを狙う姿勢を見せ続けて、川崎の最終ラインを牽制。決定的なチャンスは訪れなかったものの、相手の反撃しようとする意思を削いだ。
MF
18 駒井善成 ― (86分IN)
足をつった関根と交代して、試合終了間際に右ウイングバックに入る。持ち前のドリブルで敵陣に進入し、川崎を「間延び」させた。今後へ可能性を感じさせる躍動感溢れるプレーを披露した。
監督
ペトロヴィッチ 7
後半開始早々にイエローカードを受けた関根を、試合終了間際まで使い続けたところに『攻め貫く』という哲学と信念が感じられた。狙いどおり主導権を握り続けて川崎を押し切ったことで、ミシャスタイルはまた新たな領域へと突入していきそうだ。
川崎=取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
浦和=取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。