浦和――被決定機を1回に抑える。遠藤は『頼れる存在』と認められる日になったか。
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6.5
カウンターに対し前へ出る時と引き時の判断が完璧だった。枠内シュートはほとんど飛んでこなかったが、クロスやロングボールなどサイドからの揺さぶりにも落ち着いて対応。守備陣をしっかり統率し、被決定機も1回に抑えた。
DF
5 槙野智章 6.5
ポジションチェンジを繰り返しながら襲ってくる大久保と小林の強力2トップに対応。飛び込んできた田坂につき切れない場面もあるなど、前半はやや空回り気味。それでも先制点が決まった後は、しっかり守備重視にシフト。中村への素早いチェックを怠らなかった。うまく気持ちをシフトできた点も収穫だ。
6 遠藤 航 7
インターセプトのみならず、後半開始早々、中村の絶妙なFKをつま先で弾き出すなど小さなプレーでも効いていた。終盤の川崎の猛攻撃にも冷静に対応。チームを支える頼れる存在――そう認められる完封勝利になったのではないだろうか。
46 森脇良太 6.5
守備では登里や小林のスピードに苦しめられた。それでもアップダウンを精力的に繰り返し、真骨頂といえる精度の高い中距離のフィード(クサビ)で、先制ゴールの起点になった。
MF
24 関根貴大 6.5 (86分 OUT)
前半は対峙した谷口との1対1を制して何本も惜しいクロスを放つ。後半は一転、車屋のサイドアタックを受ける形に。それでも交代させずに使う指揮官の期待に応えるように、足を止めることなく、何度も最前線まで走り切り、相手の出足も食い止めてチャンスまで作った。