• トップ
  • ニュース一覧
  • 【バイタルエリアの仕事人】Vol.26 満田誠|常にシュートの選択肢を持つ。チャンスだからこそ、逆に落ち着いて、平常心で何も考えない

【バイタルエリアの仕事人】Vol.26 満田誠|常にシュートの選択肢を持つ。チャンスだからこそ、逆に落ち着いて、平常心で何も考えない

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年03月27日

「ゴールだけに固執し過ぎないというのが、すごく大事」

ターニングポイントとなった大学時代。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 攻撃とともに、積極的なハイプレスも武器とする満田。試合の終盤でも精力的に走り回り、相手のビルドアップを妨害する姿は、攻撃と同様に高く評価されている。

 ハイプレスが得意になったきっかけとは?

――◆――◆――

 前線からプレスに行く際に、自分のなかでボールを取れる時と取れない時があります。本当に、これは感覚なんですけれど、「あ、今、行ったら取れる」という時に行けば取れますし、「今、行っても取れないな」と思っている時は取れないので、その場合は少し引いてみたり。そこは感覚なので、時間帯とかも関係ないのかなと思っています。

 小さい頃から、体力はあるほうなので、取れると思った時には、キツくても走れるかなという感じです。疲れも無くはないですけど、自分からアクションを起こして動く分には、リアクションで動くよりも疲れないので。そこは大きいのかな。

 また、(現・京都サンガF.C.監督の)曺貴裁さんに指導を受けた大学3年生の頃の経験も、ハイプレスの向上につながっていると思います。
 
 ゴールへのスピードに、すごくこだわった1年でした。攻撃においても守備でも、1人だけではなく全体で動く。1人が上がれば全体が上がりますし、戻れば全体が戻る。守備も、攻撃のための守備をやっていて。もちろん遅攻もありましたけど、常にどれだけ速いスピードでゴールに向かえるかを意識してやっていました。

 ゴールに向かう最短ルートを、すごく意識するようになりましたね。それ以前ならば、やり直して、下げたりパスをしていたところでも、前を向いてシュートを打ったり、最後の部分で「自分がシュートを打つ」という意識が、その1年間で強くなったと思います。

 大学2年生の時はフォワード、2トップの一角をやっていました。たしか、1年間でリーグ戦では1点も取れなくて。ずっと出させてもらっていたのに。

 自分が伸び悩んでいたタイミングで、曺さんが大学に来ました。そして、「フォワードは点を取ることが一番大事だけど、それだけが全てではないし。マコはそういう選手ではない」と言ってもらえて。次の年は、リーグ戦で2部ですが13点取れたので、チームのためにやることをやっていればゴール前にボールも来ますし、チャンスが巡ってくるので、ゴールだけに固執し過ぎないというのが、すごく大事だと感じました。
 
【関連記事】
【バイタルエリアの仕事人】vol.25 キャスパー・ユンカー|一番大切なのは自分の直感。日本のDFはスピードがあるので…
【バイタルエリアの仕事人】vol.24 小川航基|磨き上げた“ワンタッチゴール”。一瞬で描かれるシュートへのイメージ
【バイタルエリアの仕事人】vol.16 塩谷司|前に出ていくタイミングを意識。一番重要なのは囲まれても焦らないこと
【バイタルエリアの仕事人】Vol.14 青山敏弘|「もう一度Jリーグで勝負できる選手に…」プロ19年目のワンクラブマンを支えた武器と恩師の教え
【バイタルエリアの仕事人】Vol.9 金森健志|まだ何も決まっていない。残り試合、一つひとつを決勝戦のつもりで

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ