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【バイタルエリアの仕事人】Vol.26 満田誠|常にシュートの選択肢を持つ。チャンスだからこそ、逆に落ち着いて、平常心で何も考えない

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年03月27日

「天皇杯決勝の後『落ち込んでいる場合ではない』と自分に言い聞かせた」

ショッキングな敗戦の1週間後、ルヴァン杯ファイナルで決勝点をアシストした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2022年、シーズン終盤の大一番で、満田に試練が訪れた。10月に行なわれた天皇杯の決勝戦。ヴァンフォーレ甲府を相手に1-1で迎えた116分、味方が得たPKを失敗。その後、PK戦の末に敗れた。

 それでも、翌週のルヴァンカップ決勝では、前述の通り決勝点をアシスト。わずか1週間の間に、メンタルをどのようにして立て直したのか。

 また、天皇杯決勝のPK戦でもキッカーを任され、この時は成功している。今季も、チームのJ1初勝利だった第3節のガンバ大阪戦では、90+4分に決勝のPKを決めた。PKに臨む時の心がけも訊いた。

――◆――◆――

 天皇杯決勝は、先制されて、追いついて。試合終盤にPKのチャンスが来たのに、自分が外してしまって。自分のせいで負けた試合でした。

 すごく落ち込みましたし、立ち直るのも大変でした。でも、結果は変えられません。最悪なのは、1週間後のルヴァンカップ決勝で、その気持ちを引きずったまま、チームや個人のパフォーマンス低下を招いて、負けてしまう事態です。
 
 その一番良くないケースを考えた時に、もちろん悔しさを忘れてはいけないんですけど、そこを切り替えて次のタイトルを獲るために自分に今、何ができるかと考えた結果、「落ち込んでいる場合ではない」と自分に言い聞かせて、ルヴァンカップ決勝に臨みました。

 決勝戦では、良いプレーができたとは思わないです。でも、全員で勝利を勝ち取れました。自分のプレーがそんなに良くなくても、結果的に自分のコーナーキックから得点が生まれたので、少しは貢献できた。その点は、良かったです。

 PKを蹴ることに対しては、自分は緊張もあまりしないほうだと思うので、「外してしまった。どうしよう」のように引きずってはいなかったです。天皇杯のPK戦では、監督が信じて自分を指名してくれたので、「期待に応えないといけない」としか考えていなかった。

 ガンバ戦のPKは、何も考えていなかったですね(笑)。もう、思い切って「ゴールのなかに入れよう」と。天皇杯の後からPK失敗についてよく聞かれるのですが、別に悪い時のイメージをしても仕方ないので(笑)。「今回のPKは、また別もの」と、緊張や怖さは、あまり無かったです。
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