「南野のような若手がボランチやCBにも出てきてほしい」(宇都宮)
――では最後に、おふたりが今後に期待を寄せる選手を教えてください。代表に呼んでほしい選手っていますか?
河治「そこには“規格内と規格外”というふたつの軸があって、前者、つまりハリルホジッチのサッカーにすぐフィットしそうな選手の筆頭候補は、湘南の永木だと思います。指揮官が求めているもののアベレージが高い。
一方で規格外というのは、要するに他にはないプラスアルファをもたらせる選手。そこは、アンダー世代の若手などまだ成長し切っていない人材を発掘したいところです。ただ正直、誰がいるかと言えば……」
宇都宮「今回のシンガポール戦で力を発揮した金崎、柏木も20代半ばを過ぎています。彼らの“再発見”は良いニュースですが、若手の突き上げには不満を感じますよね。今は南野がメンバーに入っていますが、ボランチやCBにもそんな選手が出てきてほしい」
河治「DFは経験も必要なので素材的に面白い選手はいても、現在の主力に取って代わるとなると難しい。まずJリーグで存在感を見せることですね。アタッカーだとヤングボーイズの久保は、どこかのタイミングで入って来るでしょう」
宇都宮「それにしても、次世代を託せるような選手が見出しにくいのは不安です」
河治「怪我がなければ、名古屋の小屋松も推したいのですが。彼のドリブル、ボールを持った時の迫力は凄まじいものがあります。ドリブルと言えば関根も楽しみなタレントですが、小屋松のスペシャリティには期待したいところです」
宇都宮「確かに、彼は良いかもしれないね。でも怪我で思うように経験を重ねられていないのは、かなりディスアドバンテージになってしまう」
河治「一方でハリルホジッチは、本大会の直前に若手を組み込んだりもできる監督です。前回のアルジェリア代表では、2014年の3月に当時19歳のベンタレブをいきなり呼んで、そのまま本大会の主力に据えました。もしかしたら、日本にもそのパターンが起こるかもしれません」
宇都宮「ロシア大会を考えれば、リオ五輪のさらに下の選手にも十分にチャンスはあるということですね。ぜひそこで18歳、19歳の才能が出て来てもらいたいものです」
取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)
河治「そこには“規格内と規格外”というふたつの軸があって、前者、つまりハリルホジッチのサッカーにすぐフィットしそうな選手の筆頭候補は、湘南の永木だと思います。指揮官が求めているもののアベレージが高い。
一方で規格外というのは、要するに他にはないプラスアルファをもたらせる選手。そこは、アンダー世代の若手などまだ成長し切っていない人材を発掘したいところです。ただ正直、誰がいるかと言えば……」
宇都宮「今回のシンガポール戦で力を発揮した金崎、柏木も20代半ばを過ぎています。彼らの“再発見”は良いニュースですが、若手の突き上げには不満を感じますよね。今は南野がメンバーに入っていますが、ボランチやCBにもそんな選手が出てきてほしい」
河治「DFは経験も必要なので素材的に面白い選手はいても、現在の主力に取って代わるとなると難しい。まずJリーグで存在感を見せることですね。アタッカーだとヤングボーイズの久保は、どこかのタイミングで入って来るでしょう」
宇都宮「それにしても、次世代を託せるような選手が見出しにくいのは不安です」
河治「怪我がなければ、名古屋の小屋松も推したいのですが。彼のドリブル、ボールを持った時の迫力は凄まじいものがあります。ドリブルと言えば関根も楽しみなタレントですが、小屋松のスペシャリティには期待したいところです」
宇都宮「確かに、彼は良いかもしれないね。でも怪我で思うように経験を重ねられていないのは、かなりディスアドバンテージになってしまう」
河治「一方でハリルホジッチは、本大会の直前に若手を組み込んだりもできる監督です。前回のアルジェリア代表では、2014年の3月に当時19歳のベンタレブをいきなり呼んで、そのまま本大会の主力に据えました。もしかしたら、日本にもそのパターンが起こるかもしれません」
宇都宮「ロシア大会を考えれば、リオ五輪のさらに下の選手にも十分にチャンスはあるということですね。ぜひそこで18歳、19歳の才能が出て来てもらいたいものです」
取材・文:増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)