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【現地記者座談:選手編】金崎、清武、柏木のセンターラインは新たな可能性を提示した。転換期を迎える長友にも注目

カテゴリ:日本代表

増山直樹(サッカーダイジェスト)

2015年11月14日

「長友にはバイプレーヤー的な立ち位置が求められる」(河治)

これまでは走力、スピード、対人プレーなど個の強さにスポットが当たりがちだった長友だが、徐々にバランサーとしても新境地を開きつつあるようだ。写真:徳原隆元

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――シンガポール戦では、サイドアタックがひとつのキーポイントでしたが、SBの貢献については?
 
河治「長友の成熟、バランサーとしての成長を感じました」
 
宇都宮「あまり目立ったプレーはできませんでしたけどね」
 
河治「長友のコメントで印象的だったのは『どれだけ自分が犠牲になれるか』を突き詰めているところ。もともと『世界最高のSBを目指す』と発言するなど“個”を強調していたけど、ブラジル・ワールドカップとアジアカップの惨敗を経て意識が変わってきています」
 
宇都宮「気の利くSBになりつつある」
 
河治「現在のイメージとしては、右SBの内田に近いかもしれません。だからこそ内田が復帰した際に、左の長友、右の内田がどういう関係性を見せるのかにも注目したいです。
 
 ちょっと話がズレますが、ハリルホジッチが率いたブラジル大会のアルジェリアは、31歳の選手がふたりいるだけでメインを27~29歳が占めていました。それだけハードワークを求めるということです。
 
 長友は、ロシア・ワールドカップを31歳で迎えます。彼が今後、自身の存在価値を高めるには、持ち前のスタミナや突破力に加えて“職人”としての働き、バイプレーヤー的な立ち位置が求められる。それを本人も自覚して新たな挑戦をしていると思います。インテルでも似た役割を求められているそうですが、アルゼンチン代表のサネッティに今後の自分を重ね合わせている部分はあるかもしれません」
 
宇都宮「なるほど。長友は良い転換期を迎えているとも言えそうです。要するに、長友が今までのように上下動だけじゃないスキルを身に付けつつある。それが日本代表にどういった影響を与えるのかは面白いテーマになりそうです。それによって酒井宏や酒井高がどういう成長を見せるのかにも注目ですね」
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