数多の日本代表戦士を育てた80歳・名伯楽は、なぜ母校の浦和高校に舞い戻ったのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

河野 正

2021年10月04日

つくば市から片道2時間をかけて通う日々

練習試合を観戦する。手前は後輩の星野隆之さん、右奥は本田哲也監督。写真:河野正

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 松本さんは筑波大監督時代に全日本大学選手権を2度、関東大学リーグ1部を5度制し、全日本大学トーナメントは3度優勝。東京教育大からの伝統を引き継ぎ、コーチ、監督、部長として27年間も蹴球部を支えた。95年まで日本協会コーチ養成コース主任講師を22年間担当。その豊富な知識と経験を福原監督の薫陶を受けたピッチで伝えている。

 茨城県つくば市の自宅から片道70キロ、車で2時間以上かけて通うのも選手と指導陣のためだ。

「80歳になって、母校のグラウンドで指導できるのは感慨深いものですね。いまは1試合でも多く勝ってほしい。それがやってきたことへの裏付けとなるわけですから」

 今年度の全国高校選手権は節目の第100回大会。埼玉県予選1回戦の相手は、川崎フロンターレなどに在籍した浦田尚希監督が指揮する埼玉平成だ。

取材・文●河野 正

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