2度追い、3度追いは、もうそれが普通
福岡にとっては5年ぶりとなるJ1の舞台。過去、福岡にはJ1に昇格したシーズンに降格という経験が3度ある。そのサイクルはちょうど5年に一度。“5年周期”というフレーズも生まれた。
今季こそ、そのサイクルに終止符を打ちたい。今年5月、サッカーダイジェスト本誌のインタビューにも登場してくれた金森は次のように語っている。
「去年チームをJ1に昇格させてくれた選手たちがいて、その中には今年残れなかった選手もいます。その選手たちには“5年周期”を終わらせることでしか恩返しができませんから、去年戦ってくれた選手たちの分まで必死になって戦わなくてはいけない」
福岡で生まれ育ち、2013年にアビスパでプロとしてのキャリアをスタートさせた。17年に鹿島アントラーズに移籍し、サガン鳥栖を経て、今季、古巣に復帰。「今の自分があるのは、アビスパにいた経験があるから」。愛すべきクラブがJ1に定着し、タイトルを狙えるぐらい強くなるために――金森は全力を尽くす覚悟だ。
――◆――◆――
今年、福岡に帰ってきて、“5年周期”を終わらせるとずっと言ってきて、それが現実的に考えられているのは本当に凄いことだと思います。今まで成しえなかったことを達成しようとしている。その状況を楽しみながらもやれています。
クラブの歴史を必ず変える、変えなければいけないと思っています。アビスパがJ1に定着して、強いチームにすること、その中心になるのが僕の目標でもあるので。
引き続き、これまでと同じように、アビスパが勝つために何ができるかを考えてプレーしていきたい。守備では、2度追い、3度追いは、もうそれが普通になっています(笑)。まったく苦ではありませんし、チームが勝つためにはやらなければならないこと。守備の“スイッチ”を入れるのが自分の役目。それでみんなもついてきてくれれば、という想いですね。
攻撃では、より多くの得点に絡めるようになりたい。それこそ、バイタルエリアでの仕事の質をさらに上げていきたい。質が上がれば得点の機会も増える。そこで自分に何ができるかをこれまで以上に追求して、もっともっと成長できるようにしていきたいと思っています。
――◆――◆――
一つひとつのプレーに気迫が漲っている。敵陣で相手ボールになれば、すぐに切り替え、身体を投げ出してでも守備をする。攻撃では盛んにパスを要求し、気づけばゴール前にポジションを取り、フィニッシュに備える。右サイドから中に入ってからの左足シュートは見せ場のひとつだ。
地元出身の27歳の奮闘が、チームに活力を与えている。原動力となっている。常にアグレッシブさを貫き、ハートで汗をかきながら戦う背番号37のプレーから目が離せない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
今季こそ、そのサイクルに終止符を打ちたい。今年5月、サッカーダイジェスト本誌のインタビューにも登場してくれた金森は次のように語っている。
「去年チームをJ1に昇格させてくれた選手たちがいて、その中には今年残れなかった選手もいます。その選手たちには“5年周期”を終わらせることでしか恩返しができませんから、去年戦ってくれた選手たちの分まで必死になって戦わなくてはいけない」
福岡で生まれ育ち、2013年にアビスパでプロとしてのキャリアをスタートさせた。17年に鹿島アントラーズに移籍し、サガン鳥栖を経て、今季、古巣に復帰。「今の自分があるのは、アビスパにいた経験があるから」。愛すべきクラブがJ1に定着し、タイトルを狙えるぐらい強くなるために――金森は全力を尽くす覚悟だ。
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今年、福岡に帰ってきて、“5年周期”を終わらせるとずっと言ってきて、それが現実的に考えられているのは本当に凄いことだと思います。今まで成しえなかったことを達成しようとしている。その状況を楽しみながらもやれています。
クラブの歴史を必ず変える、変えなければいけないと思っています。アビスパがJ1に定着して、強いチームにすること、その中心になるのが僕の目標でもあるので。
引き続き、これまでと同じように、アビスパが勝つために何ができるかを考えてプレーしていきたい。守備では、2度追い、3度追いは、もうそれが普通になっています(笑)。まったく苦ではありませんし、チームが勝つためにはやらなければならないこと。守備の“スイッチ”を入れるのが自分の役目。それでみんなもついてきてくれれば、という想いですね。
攻撃では、より多くの得点に絡めるようになりたい。それこそ、バイタルエリアでの仕事の質をさらに上げていきたい。質が上がれば得点の機会も増える。そこで自分に何ができるかをこれまで以上に追求して、もっともっと成長できるようにしていきたいと思っています。
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一つひとつのプレーに気迫が漲っている。敵陣で相手ボールになれば、すぐに切り替え、身体を投げ出してでも守備をする。攻撃では盛んにパスを要求し、気づけばゴール前にポジションを取り、フィニッシュに備える。右サイドから中に入ってからの左足シュートは見せ場のひとつだ。
地元出身の27歳の奮闘が、チームに活力を与えている。原動力となっている。常にアグレッシブさを貫き、ハートで汗をかきながら戦う背番号37のプレーから目が離せない。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)