自分がリンクマンになれればいいかな
攻守の両局面で相手を圧倒した鹿島戦。3-0で文字通りの完勝を収めた一戦で、金森は全3ゴールに絡む活躍を見せる。前半のフアンマ・デルガドの先制点と追加点は、いずれも右サイドで金森が起点となって生まれた。さらに後半、正確なクロスで山岸祐也のダメ押し点を演出。バイタルエリアで持てる攻撃センスをいかんなく発揮し、チームを勝利に導いた。『サッカーダイジェスト』の採点は10点満点中の「7」。では、金森自身の採点を訊いてみると――。
――◆――◆――
「6.5」ですかね。え、低いですか?(笑)。サッカーダイジェストは「7」だったんで、じゃあ「7」で(笑)。自分も得点したかったのもそうですけど、得点以外の部分で、1対1でも全部勝ちたかったというか。バトルでは絶対に負けたくなかったけど、鹿島の安西(幸輝)選手に何回かドリブルでやられたのが悔しかった。パーフェクトにできればもっと自己採点は上がったんですけど。
1点目の場面では、(ゴール前に走り込んだ)杉本(太郎)選手が見えたのでパスを出して。杉本選手がうまくスルーして、山岸選手が受けて、フアンマ選手に出して決まった。その間、自分もいつでもシュートを打てる状況は作っていたつもりで横に走っていて。いつこぼれてきてもいいように。それこそ、最後にフアンマ選手に渡った時に、落としてもらってシュートも打てたと思います。
アビスパのサッカーは本当に、みんなが“つながって”プレーできるのが強み。攻撃でも守備でも、常に横と縦につながっている。そういう意味では、自分が走ることで、自分もフィニッシュに絡めるような“懐”を作って、つながれたのは良い形だったと思います。
バイタルエリアでの崩しで意識しているのは、味方のサイドバックがやりやすいように、ですね。鹿島戦の2点目のシーンでも、湯澤(聖人)選手との意思疎通ができていて、自分とのワンツーで湯澤選手が縦に抜けて、そこからのクロスで得点が生まれました。
お互いにワンツーのイメージがあったと思いますが、サイドバックやフォワードがやりやすいように、自分がリンクマンになれればいいかなと考えながらプレーしています。
あと、たとえば自分とは逆のサイドから攻めている時、攻撃に関わるためにも2トップの近くにポジションを取るようにもしています。フアンマ選手や山岸選手らはボールをしっかりと収めてくれますし、コンビネーションもやりやすい。2人はヘディングも強くて、良いところにボールがこぼれてきたりする。自分は難しい体勢でもボレーとか得意ですし、そこで自分のストロングポイントも出せるので。
※後編に続く。次回は9月29日に公開予定です。
取材・構成●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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「6.5」ですかね。え、低いですか?(笑)。サッカーダイジェストは「7」だったんで、じゃあ「7」で(笑)。自分も得点したかったのもそうですけど、得点以外の部分で、1対1でも全部勝ちたかったというか。バトルでは絶対に負けたくなかったけど、鹿島の安西(幸輝)選手に何回かドリブルでやられたのが悔しかった。パーフェクトにできればもっと自己採点は上がったんですけど。
1点目の場面では、(ゴール前に走り込んだ)杉本(太郎)選手が見えたのでパスを出して。杉本選手がうまくスルーして、山岸選手が受けて、フアンマ選手に出して決まった。その間、自分もいつでもシュートを打てる状況は作っていたつもりで横に走っていて。いつこぼれてきてもいいように。それこそ、最後にフアンマ選手に渡った時に、落としてもらってシュートも打てたと思います。
アビスパのサッカーは本当に、みんなが“つながって”プレーできるのが強み。攻撃でも守備でも、常に横と縦につながっている。そういう意味では、自分が走ることで、自分もフィニッシュに絡めるような“懐”を作って、つながれたのは良い形だったと思います。
バイタルエリアでの崩しで意識しているのは、味方のサイドバックがやりやすいように、ですね。鹿島戦の2点目のシーンでも、湯澤(聖人)選手との意思疎通ができていて、自分とのワンツーで湯澤選手が縦に抜けて、そこからのクロスで得点が生まれました。
お互いにワンツーのイメージがあったと思いますが、サイドバックやフォワードがやりやすいように、自分がリンクマンになれればいいかなと考えながらプレーしています。
あと、たとえば自分とは逆のサイドから攻めている時、攻撃に関わるためにも2トップの近くにポジションを取るようにもしています。フアンマ選手や山岸選手らはボールをしっかりと収めてくれますし、コンビネーションもやりやすい。2人はヘディングも強くて、良いところにボールがこぼれてきたりする。自分は難しい体勢でもボレーとか得意ですし、そこで自分のストロングポイントも出せるので。
※後編に続く。次回は9月29日に公開予定です。
取材・構成●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)