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【バイタルエリアの仕事人】Vol.9 金森健志|アビスパのサッカーは、みんなが“つながって”プレーできるのが強み

カテゴリ:連載・コラム

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年09月28日

川崎戦はアビスパらしいサッカーで勝てた

26節・川崎戦では、それまで公式戦無敗の相手に黒星をつける大金星をあげる。クルークス(写真)の一撃で1-0の勝利を掴んだ。(C)J.LEAGUE

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 6連勝を飾った福岡は5位に浮上。快進撃を見せたが、勢いは長くは続かなかった。ひとつ引き分けを挟んだあとに5連敗。ただ、そのままズルズルとはいかなかった。東京五輪開催による中断期間を有効活用し、8月のリーグ再開後、再び、力強さを取り戻す。26節の川崎フロンターレ戦では、それまで公式戦で無敗だった相手を1-0で下し、大金星をあげる。4日後の徳島ヴォルティス戦では、チームとして今季初の1試合3ゴールを奪取し、続く鹿島アントラーズ戦も3-0と完勝し、3連勝を飾ってみせた。

――◆――◆――

 5連敗した時は、感情が動きすぎたというか……。勝てなくなって、“なんで勝てないんだ”とすごく考えてしまって。でも、そこでちょうど中断期間があって。良い意味で時間ができたので、もう一度、チームを立て直すことができました。

 中断明けはけっこう調子が良くて、6連勝した時は勢いで勝っていたイメージもあったんですけど、8月以降は自分たちのやりたいサッカーで、うまく試合を進めて勝てる試合が続きました。自分も、強いチームになってきたなと実感しながらプレーできています。

 1-0で勝利した川崎戦は、攻め込まれる場面がけっこう多かったんですけど、全員の力でピンチを凌いで、最後に1点を取って勝ったという、アビスパらしいと言えば、アビスパらしいサッカーで勝つことができました。

 鹿島戦は、自分たちがペースを握って、攻守の切り替えでも、点を取るタイミングでも、全部自分たちの思い通りというか、相手よりすべてにおいて上回れた試合でした。鹿島に勝った時はチームの成長を強く感じることができましたし、こういう試合をこれからもたくさんできるようになっていけばいいなと思います。

 鹿島は試合運びが上手いチームで、たとえ2点を取られたとしても、ひっくり返せる力がある。そこで自分たちが3点目を取れたのはすごく大きかった。選手交代で勢いを出してきた相手から1点を取って突き放す。隙を与えず、したたかに戦えたかなと思います。
 
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