【J1採点&寸評】川崎 2-1 湘南|知念が魂のヘッド!!敗れたとはいえ湘南の奮闘も光る

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2021年09月27日

湘南――勝点獲得へあと一歩に迫るも

【警告】川崎=マルシーニョ(47分)、登里(83分) 湘南=舘(81分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】知念 慶(川崎)

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【チーム採点・寸評】
湘南 5.5
個々がよく走り、身体を張り、ボールを奪えば2トップを起点に流動的に攻める。チームとして考えが共有されていることがよく分かり、今季リーグ戦ではいまだ一敗の王者から勝点を奪う一歩手前まで迫った。残留争いの渦中にいるだけに、内容よりも結果が欲しいところだろうが、好感の持てる戦いだったのは事実。求められるのはフィニッシュを含めたプレー精度の向上か。

【湘南|採点・寸評】
GK
1 谷 晃生 5.5
9分には寄せられ、出したフィードを奪われてピンチを迎えるも、持ち前のセービング能力で小林のシュートをブロック。その後も集中してゴールを守ったが……。2失点はともに相手のクロスとシュートを褒めるべきだろうが、悔いは残ったはず。後半アディショナルタイムに危険なパスミスなど、フィードの精度も上げたい。

DF
4 舘 幸希 6
採点が高いとは言われそうだが、試合に勝っていれば、石原とともにより評価したかったパフォーマンス。粗さは残っているものの、相手に食らいつき、縦へのフィードも。

3 石原広教 6
3バックの中央に位置し、川崎の攻撃をよく跳ね返した。1-1のままで終わっていれば、MOMにしようかとも考えていたが、最終盤に知念のマークに付ききれずに、ゴールを許す。その直後の姿を見れば持てる力を出し尽くしたということなのだろう。失点に絡んだだけに「6」は高いとお叱りを受けるだろうが、奮闘は認められるべき。

 
2 杉岡大暉 6
3バックの左を担いながら、パスカットへ果敢に前に出て、カウンターとなれば逆サイドまでプレーエリアを広げるシーンもあった。精度向上の必要はあるだろうが、気持ちの入ったプレーを示した。

MF
6 岡本拓也 6(74分OUT)
深い位置にポジションを取って右サイドに蓋をしながら、機を見てオーバーラップ。もう少し攻撃面で上積みを果たしたかっただろうが、仕事はしっかりこなした。


14 茨田陽生 6(82分OUT)
インサイドハーフで組んだ平岡や山田とともに、攻撃時にはアクセント役となり、守備時にはサイドと中をケア。先制点のシーンでは相手に激しく寄せるなど、チームのために走った。

32 田中 聡 6.5
ミスもあっただけに評価を悩む。それでも練習でやっていた形という、アンカーながらペナルティエリアのニアサイドに侵入し、先制点をゲット。縦パスも狙い続けた。

 
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