• トップ
  • ニュース一覧
  • 優勝&残留争いで負けられぬ横浜ダービー、ポイントはズバリ“判断の速さ”! プロ分析官が注目の一戦を徹底展望!

優勝&残留争いで負けられぬ横浜ダービー、ポイントはズバリ“判断の速さ”! プロ分析官が注目の一戦を徹底展望!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年09月24日

横浜FCの敵陣での攻撃vs横浜の自陣での守備

横浜FCが敵陣でボールを保持している際のマッチアップ図。

画像を見る

 この局面での横浜FCは、ダブルボランチが絡んでサイドを変えたり、この図のようにCBがサイドに散らしたりと、真ん中から攻撃を仕掛けるのではなく、サイドを起点に相手を揺さぶるということがメインの攻撃でしょう。

 とはいえ横浜のプレッシャーが速く、こうした大外に大きく蹴る時間を作らせてもらえないという問題が出てきます。一発でロングボールを蹴れればベストですが、それができなかった時にボランチを経由してサイドを変えるようなことができれば、相手陣内に攻め込む時間を作れる可能性はあります。

 そこからサイドを変えてウイングバックがボールを持った時、チャンスがあればアーリークロスを上げるのが横浜FCの特長。ただもうひとつの方法として、シャドーの松尾やF・ヴィゼウが相手のCBとサイドバックの間を抜け出るということも、これまでの試合でも何度も見られました。

 それがもし、図の赤いスペースがなかった場合、ウイングバックからボールを受け取るためにシャドーが少し下がってくることもあるでしょうが、そのどちらを選択するかも重要になってきます。
 
 これまでの試合を見ていても、図のような前線の5人で攻めることが多く、ダブルボランチはなかなか前にいけず、横に散らす仕事がメインになっていました。個人的な見解ですが、このボランチ2人のどちらかがバイタル付近まで出ていく積極性を見せられれば、これまでよりも良い攻撃が見せられるのではないかと考えています。

 横浜のプレスが速いので、自陣での攻撃と一緒で球離れを速くしたり、横に出すのか前に出すのか後ろに下げるのか、サイドに振るのかという、このトラップからパスまでの時間も短縮しなければいけません。これが遅いとすぐ囲まれて奪われてしまうので、スピード感を上げられるかにも注目です。

 横浜FCとしては、セットプレーも大きな武器。CKや、あるいはファウルをもらってFKを得るということもひとつの狙いとしていくべきです。

 横浜側からすると、シャドーの選手たちが裏に抜けてくることは想定しているはずなので、大切なのはそれに対応するマーキングです。ボランチがそのままついていくのか、CBが外に出ていって対応するのか。相手がセットプレーを得意としているので、簡単にスローインやCKに逃げる対応をなるべくせず、先手を打って動けるかが大事になります。

 また、相手のウイングバックが起点となるというのは、横浜も分かっているはずなので、サイドバックの小池とティーラトンは、いち早くそこへアプローチに行って、自由を与えないことが重要。縦と横のスライドのスピード感によって、自分の後ろを使わせないということができるので、これができればダブルボランチの仕事の軽減にもなります。ただ、こうしたセットした状態で守る時間をなるべく減らしたいというのが最大の狙いでしょう。
 
【関連記事】
【J1トップ3順位予想】猛追の横浜と失速の川崎、明暗を分けた“夏の移籍事情”。3位争いは鳥栖と神戸の一騎打ちか?
【J1トップ3順位予想】主力流出と怪我人続出の川崎…現状有利なのは横浜か。絞られた5チームの3位争いの行方は?
「タキはトップクラスだ」今季初出場で圧巻2発の南野拓実をクロップ監督が称賛!「出番がなく苛立っていたか?」という質問には…
「信じられない経験をした」F・トーレスが日本時代を回想!「だから1年しか滞在しなかった…」
ピッチに座り込んだ冨安健洋にアーセナルの同僚と監督が…バーンリー戦後の“胸アツ”動画が大反響!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ