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パリ五輪を狙う逸材たちの最新序列――3年後を見据えるU-20日本代表の注目株は? 海外挑戦が噂されるタレントも

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年09月09日

最前線は、CBと並んで最大の激戦区

鳥栖の中野は今季25試合に出場。6月以降は先発から遠ざかっているが、堅実に実戦経験を積み重ねている。写真:松尾祐希

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 ボランチは松岡、藤田、田中聡が軸。いずれもクラブで継続的に出番を得ており、彼らのうち2人が名を連ねれば、チーム作りはグッと楽になるはずだ。もし仮にチーム事情などで呼べなかったとしても、浦和から琉球にレンタル移籍中の武田英寿や期待値の高い山本理仁(東京V)も試合に絡んでいる。上記の3人がいない場合でも、代役探しに困ることはないだろう。
 
 サイドハーフには今季鹿島で9ゴールを挙げている荒木がいる。だが、リーグ戦の合間に行なわれる今予選の日程を考えれば、招集は簡単ではない。そこで今予選で期待したいのは鈴木だ。今季J1で24試合に出場しており、経験も試合勘も申し分ない。そのほかの候補は小田裕太郎(神戸)や樺山諒乃介(山形)だ。予選突破が懸かるシリアスなシュチュエーションになった場合は局面を打開できる選手が不可欠で、彼らの状態も今予選を戦う上でポイントになるはずだ。

 最前線はCBと並んで、最も選考が難しい。直近では出場機会を得ている櫻川ソロモン(千葉)が8月28日の長崎戦でゴールを決めたのは明るい材料。しかし、ほとんどの選手が結果を残しておらず、ベンチで燻っている選手も少なくない。飛躍が期待された染野唯月(鹿島)や西川はベンチからも外れる試合が多く、直近の代表活動でもメンバー外となった。海外組の斉藤や若月大和(シオン)の参戦も現実的ではないため、現有戦力の奮起は必須。G大阪から愛媛に期限付き移籍中の唐山翔自や細谷真大(柏)のJリーグ組だけではなく、一世代下の千葉寛汰らの台頭も求められるはずだ。

 今予選を突破できれば、来年6月のU-23アジア選手権への出場が決まる。異国の地で国際試合ができる機会が少なくなっており、今後の強化を考えても出場権の確保は死守しなければならない。パリ五輪まであと3年。限られた環境の中で強化を図っていく上で、
今予選の結果がチームにとっても、選手にとっても大きな意味を持つのは間違いない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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