センターバックはレギュラーとして活躍している選手が少ない。
実際に8月30日から9月5日まで実施したU-20代表候補合宿では鈴木唯人(清水)、松岡大起(清水/怪我で招集辞退)、半田陸(山形)といった出番を得ている面々を招集できた一方で、荒木遼太郎(鹿島)、西尾隆矢(C大阪)といった主軸候補たちはメンバー外となった。
そのため、合宿に参加した選手たちの多くはチームでの出場機会が限定的で、試合勘不足が顕著だったのは否めない。1日に行なった横浜とのトレーニングマッチ後、冨樫剛一監督が不安を口にしたのもそのためだ。
「いつも試合に出ているのは唯人、陸ぐらい。チマ(藤田譲瑠チマ)もなかなか出られていない。唯人のパフォーマンスは高次元だったけど、それ以外の選手はハイテンポのゲームだったとはいえ、たった45分でも結構苦しんでいた。その辺は10月の最終週を公式戦だと考えると、時間はないかなと感じている」
現状を踏まえると、10月末の予選にどんなメンバーで挑むかは不透明。ここから協会とJクラブの交渉になるが、状況によっては継続的に試合に出ている大学生や高校生の招集も十分にあるはずだ。
そのため、合宿に参加した選手たちの多くはチームでの出場機会が限定的で、試合勘不足が顕著だったのは否めない。1日に行なった横浜とのトレーニングマッチ後、冨樫剛一監督が不安を口にしたのもそのためだ。
「いつも試合に出ているのは唯人、陸ぐらい。チマ(藤田譲瑠チマ)もなかなか出られていない。唯人のパフォーマンスは高次元だったけど、それ以外の選手はハイテンポのゲームだったとはいえ、たった45分でも結構苦しんでいた。その辺は10月の最終週を公式戦だと考えると、時間はないかなと感じている」
現状を踏まえると、10月末の予選にどんなメンバーで挑むかは不透明。ここから協会とJクラブの交渉になるが、状況によっては継続的に試合に出ている大学生や高校生の招集も十分にあるはずだ。
そうした事情を考慮すると、GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)の参戦が現実的ではないため、今回招集された藤田和輝(新潟)、小畑裕馬(仙台)、田川知樹(横浜)に加え、野澤大志ブランドン(盛岡)が候補となる。ただ、いずれの選手も実戦から離れているのは不安材料。ルヴァンカップの決勝にチームが勝ち残っていない場合は、鈴木のメンバー入りもあるかもしれない。
CBは本来であれば、西尾が軸になる存在だ。しかし、今季は一度も呼ばれておらず、チームでも出場機会を手にしている。今予選の招集は見通せないため、最も人選が難しい。J1でレギュラーとして活躍している選手が少なく、J2でもそう多くはない。馬場もベンチスタートが多く、鈴木海音(磐田)は今季のリーグ戦で一度もピッチに立っていない。
FC東京が保有権を持つ木村誠二が今夏に京都から相模原に活躍の場を移し、ポジションを掴みつつあるのは好材料とはいえ、招集の可否はチーム次第である。その点を踏まえると、成長著しいチェイス・アンリ(尚志高)に期待したい。同時期に行なわれる高校サッカー選手権の福島県予選が懸念されるが、前回の千葉合宿では正確なフィードと空中戦の強さで存在感を示した。3年後を見据え、高卒で海外挑戦が噂される規格外CBの抜擢も一手だ。
一方でSBはCBとは異なり、人材に事欠かない。左サイドは大畑歩夢が所属クラブで出場機会を掴み、バングーナガンデ佳史扶(FC東京)も試合に絡む回数が増えてきた。もし彼らを招集できなかったとしても、中野がいるのは心強い。鳥栖で出場機会を減らしているとはいえ、実力は折り紙付き。右サイドにも対応できる汎用性やU-24代表候補やU-17W杯でプレーした経験値も踏まえれば、今予選のチームに欠かせない選手だろう。右サイドはCBもこなせる半田が好調を維持しており、畑大雅(湘南)もコンディションを上げている。名古屋の成瀬竣平も控えており、不測の事態に対応できるタレントが揃う。
CBは本来であれば、西尾が軸になる存在だ。しかし、今季は一度も呼ばれておらず、チームでも出場機会を手にしている。今予選の招集は見通せないため、最も人選が難しい。J1でレギュラーとして活躍している選手が少なく、J2でもそう多くはない。馬場もベンチスタートが多く、鈴木海音(磐田)は今季のリーグ戦で一度もピッチに立っていない。
FC東京が保有権を持つ木村誠二が今夏に京都から相模原に活躍の場を移し、ポジションを掴みつつあるのは好材料とはいえ、招集の可否はチーム次第である。その点を踏まえると、成長著しいチェイス・アンリ(尚志高)に期待したい。同時期に行なわれる高校サッカー選手権の福島県予選が懸念されるが、前回の千葉合宿では正確なフィードと空中戦の強さで存在感を示した。3年後を見据え、高卒で海外挑戦が噂される規格外CBの抜擢も一手だ。
一方でSBはCBとは異なり、人材に事欠かない。左サイドは大畑歩夢が所属クラブで出場機会を掴み、バングーナガンデ佳史扶(FC東京)も試合に絡む回数が増えてきた。もし彼らを招集できなかったとしても、中野がいるのは心強い。鳥栖で出場機会を減らしているとはいえ、実力は折り紙付き。右サイドにも対応できる汎用性やU-24代表候補やU-17W杯でプレーした経験値も踏まえれば、今予選のチームに欠かせない選手だろう。右サイドはCBもこなせる半田が好調を維持しており、畑大雅(湘南)もコンディションを上げている。名古屋の成瀬竣平も控えており、不測の事態に対応できるタレントが揃う。