パリ五輪を狙う逸材たちの最新序列――3年後を見据えるU-20日本代表の注目株は? 海外挑戦が噂されるタレントも

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年09月09日

海外遠征の実施が難しい情勢。国際経験を積めない時代の強化に懸念も

10月末のU-23アジア選手権予選に臨むU-20日本代表の予想メンバー。荒木(鹿島)や西尾(C大阪)は今回の合宿には参加していない。予選では、高校勢も選手権予選との兼ね合いで招集は難しいか。

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 残された時間は一見あるように思える。しかし、パリ五輪までに残された準備期間はあまり多くない。

 4位に終わった東京五輪が閉幕し、サッカー界は2022年に開催される4年に1度の祭典に向けて再スタートを切った。現在はカタール・ワールドカップの最終予選を戦っている最中だが、もう1つ忘れてはならないコンペティションがある。2001年生まれ以降の選手たちが挑む2024年のパリ五輪だ。
 
 現状で監督は決まっておらず、チームが本格的に動き出すのは来年以降になる。しかし、競争は始まっており、今後の活躍次第で誰もが18人のメンバーに入る可能性がある。ただ、この世代は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、東京五輪世代と比べて圧倒的に海外勢との対戦経験が乏しい。海外遠征は2020年1月を最後に実施できておらず、同年に開催される予定だったU-20ワールドカップ、U-17ワールドカップはいずれも中止。このチームに合流できるか不透明な久保建英(マジョルカ)を除くと、各年代の国際大会を経験しているのは数えるほどしかない。

 鈴木彩艶(浦和)と西川潤(C大阪)が出場した2019年U-17W杯組(鈴木は19年のU-20W杯と22年の東京五輪にも出場、西川は19年のU-20W杯にも出場)がいるとはいえ、そのほかでは2017年のU-17W杯に出場した馬場晴也(東京V)、山﨑大地(順天堂大)、2019年のU-20W杯に出場した斉藤光毅(ロンメル)のみ。現状で海外遠征の実施を期待するのは難しく、選手たちは2022年と2024年に開催される予定のU-23アジア選手権、2022年のアジア大会、さらにJリーグのピッチで経験を積んでいくことになる。

 代表活動が限られている背景を踏まえると、来月末に予定されているU-23アジア選手権の予選は重要な場だ。開催地は未定だが、カンポジアと香港と対戦する。本大会出場のためには1位になるか、各グループ2位のうち成績上位の4チームに入らなければならない。

 実力的には日本が格上だが、不安材料は少なくない。海外組はこの情勢下で呼び寄せるのは不可能に近く、Jリーグやルヴァンカップの決勝が開催されている点も踏まえると、クラブで出場機会を掴んでいる選手たちの招集も一筋縄ではいかないからだ。

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