マリノスとの上位対決で感じた差。相手のベクトルを折るようなプレーができれば…
3位で迎えた26節(8月25日)は、2位の横浜F・マリノスとの上位対決となったが、奮戦むなしく0-4の敗戦を喫した。前半は決して悪くないリズムで試合を進めていたが、終わってみれば大差で敗れる結果に。ポジショナルプレーをベースとする鳥栖のサッカーをさらに進化させ、ACL出場圏内の3位を狙っていくには、何が課題となるのか?
――◆――◆――
マリノス戦は前半、自分たちの守備がハマっていてスカウティング通りに試合を進められていましたし、僕たちにも先制するチャンスはありました。でも、相手は少ないチャンスでしっかり決めきってきた。まずはそこに差を感じました。
後半もしたたかに味方を退場に追いやるようなプレーをしてきましたし、対してウチはオフサイドにかかるシーンが多かったんです。そのシーンを見直すと、相手のディフェンスラインは、僕たちのビルドアップ一つひとつのアクションに対して、しっかりラインコントロールをしていましたし、そういう細かいところがすごく大きな差となって数字に表われたと思います。
もちろん、そのなかで戦えると感じた部分もありましたが、1試合を通して見ると大きな差になっているので、しっかり現実を見て修正していく必要があるなと感じました。
攻撃に関して言えば、相手の速いプレッシャーをまともに受けるのではなく、相手のベクトルを折るようなプレーができればよかったですね。個人でマンツーマンのマークを剝がしたり、ひとつボールをさらして相手を寄せてから展開するとか。マリノス戦でいえば、相手のレオ・セアラ選手は前線でしっかり収めて、キープしてから全体が前進するというプレーをやっていましたし、サッカーはチームスポーツですが、どこかでひとりがアクセントをつける、違いを生むというのは重要ですね。
ただ、まだまだ上位につけているので、ACL出場権を掴むためには上位チームにも勝っていかないといけない。一方で降格圏にいるチームもやはり凄いパワーを持っていたりするので、どの試合も簡単な試合はないと思います。そういうなかで自分たちがブレずに一つひとつの試合に対して鳥栖のスタイルを貫き、そこに信念を持ってプレーすることが今後は大事になってくると思っています。
※後編に続く。次回は8月31日に公開予定です。
取材・構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
――◆――◆――
マリノス戦は前半、自分たちの守備がハマっていてスカウティング通りに試合を進められていましたし、僕たちにも先制するチャンスはありました。でも、相手は少ないチャンスでしっかり決めきってきた。まずはそこに差を感じました。
後半もしたたかに味方を退場に追いやるようなプレーをしてきましたし、対してウチはオフサイドにかかるシーンが多かったんです。そのシーンを見直すと、相手のディフェンスラインは、僕たちのビルドアップ一つひとつのアクションに対して、しっかりラインコントロールをしていましたし、そういう細かいところがすごく大きな差となって数字に表われたと思います。
もちろん、そのなかで戦えると感じた部分もありましたが、1試合を通して見ると大きな差になっているので、しっかり現実を見て修正していく必要があるなと感じました。
攻撃に関して言えば、相手の速いプレッシャーをまともに受けるのではなく、相手のベクトルを折るようなプレーができればよかったですね。個人でマンツーマンのマークを剝がしたり、ひとつボールをさらして相手を寄せてから展開するとか。マリノス戦でいえば、相手のレオ・セアラ選手は前線でしっかり収めて、キープしてから全体が前進するというプレーをやっていましたし、サッカーはチームスポーツですが、どこかでひとりがアクセントをつける、違いを生むというのは重要ですね。
ただ、まだまだ上位につけているので、ACL出場権を掴むためには上位チームにも勝っていかないといけない。一方で降格圏にいるチームもやはり凄いパワーを持っていたりするので、どの試合も簡単な試合はないと思います。そういうなかで自分たちがブレずに一つひとつの試合に対して鳥栖のスタイルを貫き、そこに信念を持ってプレーすることが今後は大事になってくると思っています。
※後編に続く。次回は8月31日に公開予定です。
取材・構成●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)