「麻也さんに頼ってばかりではなく、麻也さんを超えるような存在の選手が出てこないと」
東京世代には2017年12月のM-120カップから3年半の蓄積があり、注いできた情熱やエネルギーも並々ならぬものがある。ゆえに「僕らOAの選手が彼らから3枠取ってしまうことには責任を感じる」と吉田も申し訳なそうに話したのだ。そんな周囲の思いに応えるためにも、本大会に参戦するU-24世代のメンバーは「自分たちがチームの軸を担うんだ」という姿勢をより強く押し出すべきだ。
近年、最高成績を収めたロンドン五輪代表も、永井や清武弘嗣(C大阪)、山口蛍(神戸)、鈴木大輔(千葉)、権田らが要所要所で周囲をけん引。吉田や徳永と同等の影響力と存在感を示していた。今回もOAとU-24世代が同様の関係性を築ければ理想的ではないか。
近年、最高成績を収めたロンドン五輪代表も、永井や清武弘嗣(C大阪)、山口蛍(神戸)、鈴木大輔(千葉)、権田らが要所要所で周囲をけん引。吉田や徳永と同等の影響力と存在感を示していた。今回もOAとU-24世代が同様の関係性を築ければ理想的ではないか。
「麻也さんに頼ってばかりではなく、麻也さんを超えるような存在の選手が出てこないと日本サッカーのためにはダメ。自分も超えるような存在になっていきたい」という冨安健洋(ボローニャ)の発言を、全員が共有することが肝要だ。上のステージに勝ち進んでいけば、OA3人が揃って不在の状況も起こり得る。どんな状況でもチーム力を落とさないようなU-24世代の底力を見せてほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
取材・文●元川悦子(フリーライター)