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【セルジオ越後】本気で「金メダル」を獲る強化をしてきたの? 五輪本番はOAを中心にしぶとく勝ち抜け

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年06月23日

まずは失点を抑える戦いをするべき

東京五輪に臨むU-24日本代表。森保監督は「金メダル獲得」を宣言するが…。写真提供:JFA

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 東京オリンピックの男子サッカーに臨むU-24日本代表のメンバーがついに発表された。ほとんど予想されたメンバーで、順当な18人が選ばれたんじゃないかな。

 大会はほぼ中2日で進行して、真夏の蒸し暑さもある。ある程度ターンオーバーを用いて総力戦の構えでいかなければならないだろうし、チームの軸となるオーバーエイジの選手をボランチやDFと、後ろの方で選んだことがどう出るか。アクシデントやターンオーバーで彼らが不在の時に、相手の攻撃をどう凌ぎ切れるのかちょっと不安だね。

 とにかく波に乗るためには、初戦がポイントになるよ。ここでしっかり勝点3を取れるか、取れないかで、その後の采配も変わってくる。相手としても、1試合目の南アフリカはメキシコやフランスよりも格が落ちると言われているだけに、ここは勝利を目指していかなければね。

 鍵を握るのは、やはり守備だね。オーバーエイジを最終ラインとボランチに置いているわけだから、森保監督はまずしっかりと後ろを安定させることを重視した。だからまずは、失点を抑えてロースコアの接戦に持ち込むべきじゃないかな。6月のテストマッチでは、バンバン得点が奪えて、なんだかものすごく強いチームに見えてしまったけど、本番の舞台でああいうレベルのチームはまず来ないと思って臨んだほうがいいし、見る方もそう覚悟しておいたほうがいい。
 
 攻撃面で見ると、日本はアタッカーにいろんなタレントを揃えているんだけど、僕が気になるのは絶対的なフィニッシャーの存在がいないこと。ゴールはこの人に預けておけば安心だという選手がいないんだ。久保もスペインでは1点しか取っていないし、国内で得点を量産した人たちがどれだけガチンコの国際舞台で爆発できるのか。ガーナやジャマイカを相手に大量点を取っても厳しい相手とやってどうなるのか。

 思い出されるのは2019年のコロンビア戦や3月のアルゼンチン戦だ。随所に強度の違い、球際での執着心の違いを見せられたけど、ああいう相手からどうやってゴールを奪うのかが問題なんだ。強豪相手にも点が取れるチームなのか。その確証がないのなら、後ろがしっかり支えなければ上位には上がれないよ。

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