最も悩ましかったポジションが…
左サイドバックは最も悩ましく、日本代表では左サイドバックがメインの安西幸輝(ポルティモネンセ)も右サイドバックや3バック時のウイングバックなど、左のスペシャリストという位置づけではない。それでもシーズンを通して起用され続け、昨シーズンは”棚ボタ”でなんとか1部に踏みとどまったポルティモネンセを残留圏に押し上げる歯車になった点を評価した。
長友佑都(マルセイユ)もトルコのガラタサライから”5大リーグ復帰”となった環境で24試合の出場は立派だが、ベスト11となると難しい。リーグの難易度の違いはあり、決定的な序列は付けられないものの、リーグの中でのパフォーマンスを基準に安西を選出した。
長友佑都(マルセイユ)もトルコのガラタサライから”5大リーグ復帰”となった環境で24試合の出場は立派だが、ベスト11となると難しい。リーグの難易度の違いはあり、決定的な序列は付けられないものの、リーグの中でのパフォーマンスを基準に安西を選出した。
GKはフランス1部のメスで厳しいポジション争いをしながら22試合に起用されている川島永嗣がナンバーワン。ただ、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)も序盤戦こそ控えが続いていたものの、第10節のリエージュ戦でクリーンシートでの勝利を支えてから最終節をのぞく全試合でゴールマウスを守っており、飛躍の足掛かりを掴んだと見られるシーズンだった。柏レイソルからポルトガルのポルティモネンセに渡って、まだ出番の無い中村航輔にも奮起を期待したい。
文●河治良幸
文●河治良幸