「記憶にない」ほど右肩上がりの日本人は…
多くのタレントを擁する中盤は配分が難しいが、二列目の選手から鎌田大地(フランクフルト)と堂安律(ビーレフェルト)、ボランチから遠藤航(シュトゥットガルト)をチョイスした。
ブンデスリーガで目覚しい活躍を見せた鎌田は得点に絡む局面だけでなく、守備や組み立てにも能力を発揮している。オランダのPSVから戦いの場をドイツに移し、インサイドのポジションで新境地を開拓した堂安律(ビーレフェルト)も今シーズン評価を上げた一人だろう。
遠藤にいたっては100人選者がいたら99人は選ぶのではないかというほど異論の余地がなく、もはや彼の代名詞になっているデュエルはもちろん、攻撃の起点としても存在感が増していることも見逃せない。欧州日本人のMVPは、この遠藤をおいて考えられない。名門シュトゥットガルトでフランクフルトにおける長谷部誠のような「カイザー」になって行くのか、さらなるビッグクラブに挑戦するのか動向が気になるところだ。
ブンデスリーガで目覚しい活躍を見せた鎌田は得点に絡む局面だけでなく、守備や組み立てにも能力を発揮している。オランダのPSVから戦いの場をドイツに移し、インサイドのポジションで新境地を開拓した堂安律(ビーレフェルト)も今シーズン評価を上げた一人だろう。
遠藤にいたっては100人選者がいたら99人は選ぶのではないかというほど異論の余地がなく、もはや彼の代名詞になっているデュエルはもちろん、攻撃の起点としても存在感が増していることも見逃せない。欧州日本人のMVPは、この遠藤をおいて考えられない。名門シュトゥットガルトでフランクフルトにおける長谷部誠のような「カイザー」になって行くのか、さらなるビッグクラブに挑戦するのか動向が気になるところだ。
そのほかにもポルトガル1部で冬の移籍ながらいきなり主力に定着し、大きな成長を代表戦で示した守田英正(サンタ・クララ)やジョーカー的な起用がおもながらインパクトのあるプレーが目を引く三好康児(アントワープ)、ドイツ2部のハノーファーで攻撃の中心を担い、1部クラブへの復帰も噂される原口元気など、候補は多い。そしてリベロとの兼用で存在感を示し、当初は今季限りでの現役引退も噂されたところから一転、契約延長が発表された長谷部誠の名前もあげておきたい。
ディフェンスラインは一応、フォーメーション通りに左右のサイドバックとセンターバック二枚で考えた。右サイドバックは酒井宏樹で鉄板だが、センターバックは冨安健洋(ボローニャ)、板倉滉(フローニンゲン)、吉田麻也(サンプドリア)の三人でかなり悩まされた。ただ、吉田の実績から考えるとこのぐらいやれて当たり前とも言えるので、リスペクトも込めて今回は若い二人を優先した。
冨安ほど右肩上がりに成長している日本人選手は記憶にない。シーズン後半は“変則型”の右サイドバックとして起用されているが、役割はセンターバックに近く、また前半戦はセンターバックでプレーしていたため、4バックの右センターバックに配置した。
今シーズン限りでのマルセイユ退団が濃厚な酒井もセンターバックや時には左サイドバックもこなすが、やはり本職で選ぶべきだろう。ただ、欧州で最初のシーズンながらドイツ2部で躍動する室屋成も酒井がいなければ選出に値した。
ディフェンスラインは一応、フォーメーション通りに左右のサイドバックとセンターバック二枚で考えた。右サイドバックは酒井宏樹で鉄板だが、センターバックは冨安健洋(ボローニャ)、板倉滉(フローニンゲン)、吉田麻也(サンプドリア)の三人でかなり悩まされた。ただ、吉田の実績から考えるとこのぐらいやれて当たり前とも言えるので、リスペクトも込めて今回は若い二人を優先した。
冨安ほど右肩上がりに成長している日本人選手は記憶にない。シーズン後半は“変則型”の右サイドバックとして起用されているが、役割はセンターバックに近く、また前半戦はセンターバックでプレーしていたため、4バックの右センターバックに配置した。
今シーズン限りでのマルセイユ退団が濃厚な酒井もセンターバックや時には左サイドバックもこなすが、やはり本職で選ぶべきだろう。ただ、欧州で最初のシーズンながらドイツ2部で躍動する室屋成も酒井がいなければ選出に値した。