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鹿島の新エース候補に、桜の絶対的リーダー、ロティーナの申し子…J開幕まで2週間、今季の注目株たちに迫る

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2021年02月13日

昨季キャリアハイの数字を残した五輪世代アタッカーと、攻守両面で輝く磐田のキーマン

東京五輪世代の森島。広島躍進の鍵を握るアタッカーだ。

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 監督交代のあったセレッソ、清水とは異なり、サンフレッチェ広島は城福浩監督体制3年目。大きなメンバー変更もなく、成熟度は確実に上がっている。彼らは6日の松本山雅戦を8-1で勝利した後、10日にはジュビロ磐田と対戦し、6-2で勝利。若い鮎川峻やレンタル復帰組の長沼洋一が3試合連続ゴールを挙げるなど、選手層の厚さを印象づけた。

 ベテラン・青山敏弘、キャプテン・佐々木翔、幅広い役割をこなせる柏好文など計算できる選手が数多くいるチームにあって、あえて今季のキーマンを挙げるとすれば、背番号10をつけて2シーズン目となる森島司だろう。昨季はリーグ34試合に全て出場し、5得点を挙げるというキャリアハイの数字を残したものの、アシストは少なかった。本人は「今年はもっと得点に絡みたい」と意欲を燃やしている。

 鹿児島での練習試合では4-4-2の左サイドに入ることが多く、ゲームメイクのみならず、自ら積極的に仕掛けていく場面も目についた。さらに得意のFK、CKからの得点機を作っていた。その精度を一つひとつ高めていくことで、エースナンバー10に相応しい存在になれるはず。4月には24歳になるだけに、もう若手とは言えない。青山ら大ベテランを自分から動かすくらいの強気の姿勢を前面に押し出し、一皮むけた「ニュー・森島」を見せてほしいものである。

 この広島に10日の練習試合で脅威を与えたのが、磐田の大森晃太郎だ。3-4-2-1のシャドーの一角としてプレーした1本目は鋭くダイナミックな飛び出しを繰り返し、決定的シュートを3~4本も打っていた。その大半がサイドネットに飛んだり、枠をかすめたりと決定力の課題は残ったものの、彼の神出鬼没な動きは間違いなく今季の磐田の武器になりそうだ。

磐田を攻守両面で支える大森。

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「身体を作っている段階で4割5割くらい。去年の途中から(鈴木政一)監督とは一緒で、やりたいサッカーは理解できてきていると思うし、その中で最後の精度、ゴールを取り切るところの精度を付けていかないといけないと思います。自分の(最適な)ポジションはシャドーやと思ってる。厚みのある攻撃を僕たち前の選手がやっていかないといけないと思いますし、もっとFWに近い位置でプレーできたらなと思います」と6日の清水戦後にも語っていたが、広島戦でも意欲はハッキリと出ていた。彼の献身性と運動量が遠藤保仁の攻撃力をより際立たせるという意味でも、その存在は不可欠。J1昇格のためには大森のフル稼働が重要だ。
 
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